2014年11月11日火曜日

ムスメ三人、二人は邪悪(笑)



美女と野獣は、過去三度(今回のフランス版を別に)スクリーンにかかっています。あと、バレーやピアノ連弾曲にも・・・・
最も、名作の誉も高いジャンコクトー版は見逃している。オーストリア版は聞いたこともない。ディズニーアニメは義務的に見ましたが、そもそもディズニーアニメは好きじゃないのでさしたる印象はない。今回は、あのお気に入りのレアセドーがベルの役だし、なにをさて置いても・・・

さて、原作は十八世紀のフランスの小説
主たるテーマは異類婚姻譚。世界中の説話に良くあるテーマ。
学者的には、異民族との交流説話だと言います。
まあ、山のあなたの遠い空には、幸いが住んでいるのかどうかは定かではなく
異種な魔物が巣食っていると思う方がそれらしい。
当然ながら、反目が親愛に変化するのが定番である。

しかし、そんなことよりも、西洋説話の定番は三人姉妹が多いと言うこと。
この小説も三姉妹が登場し、ヒロインのベルは末娘。

例えば・・・リア王、シンデレラ
姉二人はいずれも邪悪である。
結末がヒロインにとってハッピーエンドかどうかは、作者次第。


あと、チェーホフにも三人姉妹があります。
ズバリ、国営放送の大河ドラマは「三姉妹」
懐かしくも、岡田茉莉子、藤村志保、栗原小巻・・・・
国営放送大河ドラマ第五作!早くも女性陣を主役にという斬新な企画
もっとも、三姉妹が登場しない場面の方が素晴らしい。
幕末動乱は、オトコの世界です。

話戻して・・・・ベルのおとぎ話。やっぱり、レアセドーは綺麗だ。
というか、エレガントです。
決して美人じゃないし、場面によってはブスに見える。
小間使い、殺し屋、花売り娘・・・・・なにやっても様になる。結構未公開作品があるんですよ。
なんとかして欲しい。





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