2015年12月3日木曜日

シンギュラリティ(その2)



羽生さんの語録を読んでますと(適当に加筆修正しますよ)・・・・


将棋は一手ずつ駒を動かしていきますね。
最初はなにもそろっていない形をしています。
でも40手も指せば、王様もしっかり囲えるし、攻めの好形もできます。
それはなにをしているかといえば、一番いい位置に駒を持っていこうとしているわけです。
するとここからはルール上は手が増えますけど、実際にはやる手が少なくなっています。
最善の手は決まっているわけで、それ以外の手をやれば全部「悪手」です。
だんだん手がなくなっているでしょう。
適当に駒を進めて、なんの目的もなくただ動かしていれば、いくらでもいい手はありますよ。
直していけばいいわけですから。
でも、最初からちゃんと動かしていけば、だんだん選択肢が少なくなってきます・・・・


天才の語録って、常軌を逸している事が多い(凡人の通念・常識を凌駕するってこと)
つまり・・・・「将棋の手はほとんどが悪手である」


要するに、手数の多い、言ってみれば「乱打戦」って名棋譜じゃないってことです。
最近の名人戦では60手で投了ってありました。
プロ棋士の棋譜は、平均80手程度らしい。


一体何がいいたいって・・・(苦笑)
先日、将棋ソフト同士の選手権があり、なんとかって有名なソフトが優勝した。
ソフト名はどうでもよくて、このソフトは、近日中にプロ棋士と対局を行う。
過去、ヒトザルのほうが負け越しており・・・
だっから、人工知能黎明期だと、シンギュラリティ夜明け前なんて騒ぎ立てる。
どの将棋ソフトが強いかってあんまり興味がなくて、
誰もどうしてそうなのかって解説してくれないもんですから、
あたっているかどうか分かりませんが・・・

この大会は三局勝負です。
決勝戦は、二勝一敗でしたが、夫々の手数は、124 145 173
3位決定戦では、121 133 もう一試合の手数は不明
5位決定戦は・・・163手という棋譜がある。

つまり、コンピュータ将棋って、どうも手数が多いように思えます(投了がないからかも・・・)
これって、羽生流に言えば「悪手の繰り返し」ってことです。
かつて、升田(かつての天才棋士)だった誰か曰く・・・

大山くんが、悪手ばっかり指すもんだから、負けちゃったよ


将棋ソフトと対戦するのは、一流棋士ではない中堅どころ(良く言えば新進気鋭)
どうも羽生さんのような超天才とは、失礼ながらレベルが違うのではないかと・・・
手合の本質を羽生さんのように理解すれば、真っ当な指し手の出来ないコンピューソフトに
プロ棋士が負けるはずがないって思えてきた。


やっぱり、まだまだ夜明け前でも黎明期でもないって思えてきませんか?(笑)










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