2015年12月16日水曜日
今日ですが、多分こんな「最高裁判決」がでます!
女性の再婚禁止期間
夫婦同姓
について、今日最高裁は憲法判断を行う予定です。
英国ならば、ブックメーカーが賭け率なんかを・・・どういうふうにハンディをつけるのでしょうか?
大方の予想は「違憲」のようにも思えますが・・・
元企業法務戦士としましては「違憲状態」という判決が妥当だと考えます(苦笑)
違憲と違憲状態は異なります。
ある種「統治行為論」と同様に司法としての半自殺行為かも知れませんが、
これはこれで一定の合理性があるのですよ。
法理論的に正しいものが正しい訳ではない。
正しいことと良いことはそもそも別物だ。
正しくなくても、それは悪ではなく良いことだってある(・・・と思い込めばそうなる)
三人市に虎を成すことだってあるし、馬が鹿にもなる。
戦国時代の楚の屈原の悲劇とはそういうものだ。
清き白河よりも田沼の濁りが住みやすい(笑)
国家の形とはとどのつまり家族の形なり個人の生き様なりに規定される。
その意味で家族法には理論・理屈だけの乾燥した論理は通用しない。
国民がそれが良いと思えば良いのであって正しいとかなんとかが介在する余地はない。
他国の価値観でそれを断罪される覚えもないし、内政干渉ともいうべき失礼なことだ。
国民の思いは民意という形で国会審議に反映される。
国会審議が正しく行われるためには、正当な手続きで選ばれた選良達によることが前提である。
その意味で「一票格差問題」に関しては、違憲状態という判断は好ましくないが・・・
それはさておき
国民の実質的な審判を得たことのない(国民審査制度が無意味って意味です)たった十数名の裁判官が
家族制度の骨幹をなす事項について合憲・違憲をのたまうのは僭越である。
数が多ければ民意を反映しているってことでもないし、欠陥選挙制度のにより選ばれた欠陥議員もいるが
全員ってことでもない。
選挙制度同様にこれ以上立法府の怠慢を許さず、早く国民的議論を行い、党議拘束を外し
正しい・・・ではなくて「良い制度」を作り上げればいい。
現行の家族法の規定は、どうみても時代錯誤だと思えますから「違憲」でもおかしくない。
かと言っても、国民各層で様々な意見があるのですから、侃々諤々やってくれればいいのですよ。
その時間をかけて議論することが喫緊の課題であるって意味で「違憲状態」という
判断が・・・いいと思うのですがねえ。
でも、じゃあ、銀座のフレンチ賭けますかっていわれてもねえ(笑)
正しいことも良いことも通用しない末世ですから、負け戦はしません。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿