映画「リ・ライフ」で、落ちぶれたオスカー脚本家が愚痴るのですよ。
情弱たる女性像のシナリオは敬遠される。
強いヒロインが求められる
ある意味でちゃんちゃらおかしい発言なんですがねえ・・・
このダイバーシティな時代で、ハリウッドほど男尊女卑な社会はない。
そんなあんたらに「女性の社会進出の劣等生国家」なんていわれる筋合いはないし、
めげるつもりもない。
女優という職業はさすがに確立されているが、その地位は不安定らしい。
ストリープですら「不安」を感じるという。
女性にフォーカスが当たる映画はあるにはあるが、女性映画というジャンルは
脆弱である。そもそも男性映画とは・・・・そんな言い方はしない。
80年代にストライサンド監督作品の「イエントル」に対する冷ややかな評価を見ればわかる。
素材的にも冷ややかに遇したくおもうだろうし、あまつさえオンナが監督をやるなんて・・・
それを思えば、ビグローが有史以来初めてオスカー監督賞に輝いたのは、2009年の「ハートロッカー」。
しかし、2012年の「ゼロダークサーティ」も当然栄誉に輝くべきだったが・・・・ノミネートすら、
この辺りが、アメリカンの偏狭さ。
SWのエピソード7を女性がセンターだとか言って持ち上げるのは、
あまりに世間知らずってことです。
素性不明のレイなるヒロインが(・・実はマークの隠し子ですが)センターを張っていくことには間違いはないが、
同じくらいの重さでハンソロとレイアの長男であるカイロレンが仁王立つ。
帝国の残党のキャプテンファズマをグゥエンドリークリスティが演じていますが、
顔出しをしてくれませんので、女性のリーダーとは気付かない観客が多い。
ある方のブログを引用しますが(その方もなにかの引用のようですがね)ハリウッド映画で女性が主役なのは15%で、
登場人物のセリフの七割は男性が喋る。
所詮は、映画という様式の特徴かもしれません。
でも、文壇とか小説の世界はどうなんだろう?
男流作家という言葉はないが、女流作家という以上、似たり寄ったりかも(笑)
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