2016年4月22日金曜日

女子高校生誘拐監禁事件(その後)

実際のところは「誘拐」であったかどうかは判らない。
別にどうでもいいが、拘るのであれば「拐取」といえばいい。
暴行、脅迫その他強制的手段を用いて、相手方を、その意思に反して従前の生活環境から離脱させ、
自己又は第三者の支配下に置く場合は略取といい、誘拐とは偽計・誘惑などの間接的な手段を用いて、
相手方を従前の生活環境から離脱させ、自己又は第三者の支配下に置くことをいう。
罰則には変わりなく、重犯罪である。

高校生だったジョイは七年間拉致監禁状態にある。
生まれた子供、ジャックは五歳になった。

この手のお話は・・・・

拐取に至るプロセス
拉致監禁状態の悲惨さ
解放に至る緊迫したドラマ ・・・なんかを主題とする事が多いが、

確かに、ある意味もっともシリアスなのは、解放後の被害者の日常復帰。
語られる事の少ない部分こそがキモである。


アニマルとガキの登場する映画は見ない事にしていますが、
千葉大のバカの中学生監禁事件なんかとリンクさせて、上映自粛なんて愚行が起きる前に
見ておかないと・・・・って、いそいそとシネコンへ。


The room


予備知識のない映画でして、なんか寓話的なのか神話的世界の
お話かと錯覚していました。
実のところは、ほぼノンフィクションだとか、、、
さすがに、オスカー主要部門にノミネートされ、ベストアクトレスに輝くだけの事はある。
主演は無名のブリーラーソン(アメリカンですが、シンガーソングライターでもあるらしい)
この役柄なら、ハリウッドセレブなら誰がやってもオスカー当確だろうが、ほかに候補者がいなかったのか?
苛烈な争奪戦とは聞いていない。
誰もが欲しがる役柄・・・・最近の女優の役柄ってステロタイプですから、これはやりがいあり(笑)

http://celebsnap.net/catlist02


ルームとは、物理的な監禁空間であるとともに、心理的な呪縛環境であることを容易に想像させますが、
その解放の困難さをこの映画は教えるのです。
予定調和なハッピーエンドの予感ですが、現実は大変なんだろうと・・・・だっから、上映自粛なんて
バカな真似はやっちゃダメなんです。



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