2016年4月4日月曜日

エイトマンは一人でも、エイトは八人でしょう?




密室殺人
今時流行りません(笑)
かつては日本建築では密室が作りにくく、
それをどうつくるか?なんか本末転倒のような
推理小説が横行した時代が懐かしい。

そのうち物理的な密室ではありきたりなので心理的な密室。
豪雪で隔絶されたワイオミング山中の駅馬車の待合室なんか、、、

曰くありげな複数名の男女
一人ひとり謎の死。そして最後の愁嘆場、それはアガサクリスティの世界。


IQの高い悪ガキがそのまますねたように偽悪的なオトナになった
のが、クエンティンタランティーノ。
いわゆる「アンファンテリブル」なのです。
コンスタントに多彩な作品なんですが、
蝸牛庵お好みの「耽美頽廃倒錯」には縁遠い「饒舌無秩序猥雑」な世界。
でもフィルムグラフィをみるに、全作踏破だ(笑)

さて初めての密室ミステリーにどう挑むのか?
しかし長尺だなあ。
ビルキルみたいに、前後編で二度しゃぶればよかったと思いますかなあ。

南北戦争後の時代。
二人の賞金稼ぎの登場。連行される賞金首の女、赴任しようとする自称保安官、死刑執行人なる英国風紳士、
なんだかんだと怪しげな連中。
都合9名。駅馬車の馭者は対象外だから「エイト」かな?
しかし、タイトルロールには、更に数名のクレジット。
一体いつ登場するんだ?
回想シーンにでてくるのか?


密室ミステリーの醍醐味はチェスと同じで、段々配役が消えていく。
違うのは誰がキングか分からない事。
そして最後は、やっぱりクリスティワールドか。

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