2016年4月15日金曜日
海のない国にある「ミナト」
この国の秘密の伏魔殿とは銀行ではなく「ミナト」だったのだ。
如何に認知度がないかは、ウィキに項目がない事が証明だし、
関税制度に詳しいはずの蝸牛庵なる御仁ですらしらなかった。
もっといえば、定評のある「ナショナルジオグラフィック版:世界の未公開地域」にも登場してません。
あれほど、お宝の眠っている場所を列挙しているのに・・・・
有り体に言えば、ジュネーブにあるカスタムタックスフリーの治外法権エリア。
たぶんですが、保税区域に指定されているのでしょう。
帳簿の上に資産ではなく、後ろめたいかもしれない高額な現物資産に保管するエリア(倉庫あるいは建物)のようです。
主として、絵画のストレージらしいが、隠匿退蔵され、人々が鑑賞すら出来ないとは不幸の極みである。
あんまり興味のないパナマペーパーだが、これはすごくて、まさしく「藪から大蛇」がでた!!
アートテロに遭遇した悲劇の名画やナチスの略奪絵画が発見されることを願っている。
株や債券や現金は、いくらでもくれてやる。
どうせ地獄には持っていけはしない(笑)
しかし、芸術という人類資産は、きっちり落とし前をつけてもらいましょう。
そう思えば、タックスヘイブンなんか可愛いもんだ。
ちなみに、今回明らかになったのは、モジリアーニの絵画1点。
ナチス盗難絵画らしいが、ナチスがかような退廃絵画に興味を持つわけがない。
ゲシュタポの下っ端のこそ泥行為に違いない。
価値的にも27億円程度だが、ユダヤ人から略奪した美術品をユダヤ人富豪が隠匿ですか?
なんともねえ・・・・ハンナ・アーレントならなんとコメントするだろうか
大物はこれからだ。
フランスのトゥルーズの農家の屋根裏でで見つかったカラバッジョの作品(推定)は150億円だといわれていますが、
四半世紀以上行方不明のフェルメール作品である「合奏」は、なんと200億円を優に超える!
ほかにも、傑作あまた。
まずもって、ジュネーブの自由港の何処かにある・・・・と信じている。
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