世の中には奇特な方がおいでになる。
敬意を表しつつ引用させていただきます。
http://tc5810.fc2web.com/operat/operajouennbest100.htm
ちょっと意外なんですが、倭国内で過去相応の劇場で上演されたオペラの回数ランキング
魔笛
フィガロの結婚
カルメン
ラトラビアータ
以下略・・・・あとベストテンには、バタフライとかバットマン。
リゴレット、ラボエーム、トスカ、アイーダなんかは案外人気がない。
世界ランキングだと、多分変わると思います。
お陰様で馬齢を重ねたもんで、ライブビューイング等も含めれば、相当数は鑑賞させてもらった。
残念ながら、本場のボックス席の体験はない(笑)
古典は映画化するには「工夫あるいはヒネリ」がいる。
単純にオペラ歌手を持ってくるだけだと、写実性はたかまるが、それ以上でも以下でもない。
その程度ならライブビューイングで十分であるし、ミュージカルにする方が気が利いている。
ということで、オペラ映画にはロクなものがない!・・・だけじゃなく数も少ない。
とはいうものの、天才ルキノヴィスコンティの衣鉢を継いだのか、彼自身オペラ映画は作っていませんが、
助監督であった、俊才二人は、オペラ演出やオペラ映画に精を出しています。
ってことで「カルメン」映画のお話です。
定量評価なく推測で言いますが、一番映画化本数が多いと思います。
素材的に(オペラだって歌舞伎クラスの大衆芸能ですが)大衆向きの通俗悲劇の典型例。
映画化されたリストを眺めているのですが・・・・
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カルメン_(映画)
実のところ、結構見てます(笑)
67年の「カルメンベイビー」は、確かR18だったはず。
どうやって映画館に潜り込んだんのでしょうか?
83年のカルロスサウラ版は、フラメンコモチーフのバックステージタイプで、新宿のシネマスクエアで見たはずだか、
いたく感動した。
84年のフランチェスコロージー作品は、あまり感心しない写実版。
しかしながら、佐渡版カルメンよりも面白かった。
配役が素晴らしい。
このオペラ自体群像劇です。
カルメンにジュリア・ミゲネス・ジョンソン、ドン・ホセにプラシド・ドミンゴ。
こういう言い方良くありませんが、日本の舞台でその他大勢がヒラべっちゃい面相で登場して、
踊るジプシーや舞踏会の貴婦人なんて言われましてもねえ・・・苦笑
0 件のコメント:
コメントを投稿