2016年8月25日木曜日

パブリックエネミーNO.1



http://blogs.yahoo.co.jp/room304zombie/35585363.html



この映画を見るためにグリーンゾーンからレッドゾーンに立ち至った・・・どんなに危険かは誰かさんの探訪記のリンクをご参照
真実のブログですよ。



それは麻薬です。
ニクソンだかブッシュだかが言い出した事です。
アルコールなんかを扱っていたイタリア系マフィアなんか可愛いものですが、それはそれは深刻らしい。
事ここに至れば、合法化しちゃうしかないし一定の合理性もある・・・ってなのはやはり暴論。
暴論といえば情緒的ですので、言葉を変えれば、麻薬を使用するという社会的費用が麻薬を取り締まる便益を上回るが故に
社会悪だと、経済学的な効能論ではそうなります。
しかし、膨大な額を投じている割には効果が上がっていない事も事実。
そうなれば、従前のアプローチの仕方・・・供給サイドを締め上げるというやり方が間違いという事になる。
需要サイドを厳しく罰するって方法もある。
麻薬を使用すれば死刑・・・ってわけにはいかないが、厳しい刑罰と社会的制裁で二度とお天道様の下を歩けなくすればどうなる。
麻薬常習者は犯罪者のはずですがどうも世間は同情的だ。
岸和田のちょっと野球が上手い程度のヤンチャでも、更生して社会復帰を鶴首してますって・・・馬鹿馬鹿しい。
薬物常習者の数は、人口比で2ないし3%くらい。
ある日この列島から消えてなくなっても、痛くもかゆくもない。
初犯は執行猶予なんて悠長な事を言わず、三年程度隔離拘置しておけばいい。
エスキモーが冷蔵庫を買わないと思えば、コロンビアカルテルだろうがメキシコカルテルだって、
売り込みにはいかないものだ。
実際上は、もう少し理性的な需要削減計画を講じるのですが、危険な取り締まりに多額の予算と公僕を投入するよりマシだと
思うのですがねえ・・・・

しかし、映画的・文芸的にはそれじゃ絵にならない。

軍隊並みのカルテルの私兵相手のドンパチ
スリリングなアンダーカバー
裏切り者への凄惨なリンチ

ウケ狙いには、はやり供給サイドの世界です。
この手の映画は猫またぎなくらい山とあり、今や常備の小道具みたいなものです。
もっとも良質なのは・・・・このトラフィック。
最近では・・・・ボーダーライン。
フレンチコネクションも名作ではあるが、無間地獄に落ち込んだような麻薬戦争を目の当たりにすれば
暗い無常と徒労感の漂う方がリアリティがある、悲しい現実ですが。




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