2016年8月24日水曜日

世界一の美女


相対的なものを絶対的なものであるかのごとく侃侃諤諤の議論を行うのは、閑居する小人のなせる業である。
君子はそんな愚かなことには組しないが、なぜそういう結果になるのかについて論究はするのです(早い話理屈っぽく参加している)
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http://tozanabo.com/archives/100-most-beautiful-faces-2015.html
http://tozanabo.com/archives/100-most-beautiful-faces-2015.html

古来、美しい顔かたちは美しい心根に如かずというわけですから、性悪でも見てくれだけがよければいいってことでもないでしょう。
何事もそうですが「風雪に耐えてこそ」って言いますから「世界三大美女」かなんかを選んでおくのが無難である。
しかしながら「世界の・・・・」というと、まずもって地域バランスを考える慣習がある。
通常言われるのが・・・

クレオパトラ
楊貴妃
トロイのヘレナ(倭国では小野小町を入れるが・・・・これはギリシア神話の知識素養がない裏返しである)

クレオパトラが美人って誰が言い出した?
パスカルの戯言だとすれば、ほんとうに美人かどうか定かではないが、政治力のある知的魅力はあったように思えます。
肉声が伝わってこないのでなんともいえないが、
男の肖像(塩野七生)のなかのカエサルが彼女に宛てたたった一通のラブレターを読む限り・・・(もっとも後に彼女の偽作と知ったが)

楊貴妃は、単に床上手の太めでしかなかったとキッパリ。

となれば、最高の美女は「トロイのヘレナ」でしかない。
根拠はあります。
パリスの審美眼を信じるものではないが、最高の美女をくれてやると神が約束したわけですから、手に入れた美女が最高でないわけがない。
どの程度「最高の美女」なのか判断に苦しむのですが、映画に登場する女優さんを参考にするしかない。
トロイのヘレナって、そうたびたびスクリーンに登場するものではない。
確かに、世界一の美女を演じる女優がそんじょそこらにごろごろいるわけがないから当然といえば当然。

すばり「トロイのヘレン」という映画があり「ロッサナ・ボデスタ」が演じています。
次は「トロイ」。主役ではないが「ダイアン・クルーガー」
あとは「トロイアの女」に登場する「イレーネ・パパス」

知る限りはこれだけ。
映画的に評価できるのは最後だけ。
なんといっても原作が「有名なギリシア悲劇」ですから・・・・
美人とか何とかよりも、戦争は女子供にとって最大の悲劇なのよっていう恨み節の映画。
ジンケンヤ好みでしょうが、なかなかの名作です。
二番目の「トロイ」のほうは、アキレスが主役でブラピが演じますから、まあ添え物。だからあの程度の女優か・・・・
となれば、やっぱりロッサナ・ボデスタのイメージが最高の美女のイメージってことになります。
聞いた話ですが、モンキーパンチは、彼女をイメージして「峰不二子」さんの造形をつくったらしい・・・・(けだし納得)






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