2017年4月11日火曜日
ファーストジェントルマン
牝鶏ノ晨スルハ惟レ家ノ尽クルナリ・・・・
通常はオンナ(妻)が政治に口出しすると国が傾くという例えに使われる。
出典は暇な時に探しておきます。
男尊女卑を絵に描いたような警句で冷ややかに引用しようものなら「女性の敵」だと指弾される。
不偏的に言えば「立場をわきまえろ」という事ですから、権力の周辺にあるもの心しなさいって事です。
さて、なんとか夫人の悪口を期待する向きには毎度の肩すかしです(笑)
一国の「元首」の妻をフーストレディ(以下「FL」と言います)と言うのであれば、
同様に夫はファーストジェントルマン(FG)と呼ぶのか?
数が多くはないが、それなりに女性宰相はいますが、FGの看板背負ってチャチャラと登場した夫は
見たことがないし、
外国訪問等で妻を帯同するのは、土侯が家族や財産を引き連れて漫遊する様に習ったものだと言われており
いずれにしてもあまりエレガントな風習とも思えない。
なんだかんだと男女同権・平等といいつつも、女性の社会的進出が絶望的だと非難されなからも
FLなる存在を斜めから見れば、ある種の西洋的な差別感と言って言い過ぎならば蔑視感(さらに悪いか・・)が透かして見える。
あるいは、歴史と伝統に裏打ちされた王朝伝説を持たない新興国のあがき、、、かも(笑)
冒頭に元首とカッコ書きで書いたが、慣例的には行政府の最高責任者とい意味で使われ、
キングやクィーンは別格とされるようだ。
ジャクリーヌケネディ話題で書き始めたが、まあどうでもよくなった。
ケネディ神話ってあまり好きじゃない。
若くてハンサム
財力のある名門出身
輝かしい学歴と軍歴
人も羨む美人の若い妻
若くしての悲劇的な生涯
どれをとっても蝸牛庵にあてはまらないから拗ねてると思われるのは癪だから言っておくが・・・
四番目は該当する!(キッパリ)・・・ただし相当に昔だ。
誤解を恐れずに言えば五番目があったから神話になっただけで、
そうでなければ第二のオバマであっただろうって思ってしまう。
神話形成に未亡人が相当に腐心したのかどうかはしらないが、
アジアン相手の戦争には無能でも、宮廷陰謀政治はベストアンドブライテストは得意種目かも?
今何故この素材なのかって事を考察するのも面白いが、
毎度の逃げ口上は・・・紅旗征戎我が事にあらず(笑)
ジャッキーにライフ誌記者がインタビューし、メモリー的にあの悲劇のエピソードが
描かれるという「アーサー王にも匹敵する伝説をより劇的に記憶にとどめさせよう」って。
あざとさに席を立ちそうになったが、ベストアクトレスとしては
エマストーン
メリル・ストリープ
より、ナタリーポートマン!です。
もっとも稀代の浪費家ってエピソードは出て来ませんでした。
シャネルスーツがお好みだったようですから、安月給の夫は大変だったでしょう。
でもこれだけは言っておこう!
FLとは王を持ち得ない行政府の長の妻に過ぎず、日本国においては
今上天皇の皇后様こそが至高の存在であり「ファースト」なんて形容詞として軽々しく使うものではない
FL以上の存在の最適和語はこれしかない
国母
所詮代貸は代貸。
正妻でも駄菓子屋の娘上がりの呼称として使うには、いささか分不相応だし
相応しい呼称とは思えない。
天皇を元首として認めない反日野党が首相夫人を元首の夫人・FLだとしてふるまいを非難追及するのは勝手ですが
国際儀礼慣習上は、首相に対する扱いと陛下に対するそれとの違いはあきらかである。
江戸末期のミカドとショウグンの関係に悩んだ諸外国の知恵というか苦労が偲ばれます。
国賓としてお招きした外国要人を首相夫妻だけで接遇することは非礼であり、両陛下が晩餐会にご招待してこそ・・・
ミカドは元首ではございませんから宮中晩餐会はやりません・・・って言えるものなら言ってみればいい。
自民党は天皇元首論のはずだし、改正草案にはそのように明記しています。
首相も、国際的な公用表現であるとしても夫人がFLと呼ばれることは畏れ多いってどうして言わない
だから不忠の「晋」だと言われる。
講学上日本国の元首が誰か?については諸説紛々。
学説上は総理大臣元首論が主流ですが、多数学説が正しいのならば第9条の議論なんかそもそもあり得ない。
法制局や司法の立場も曖昧です(ミカド元首論を積極的に否定していないし、首相元首論一色でもない)
両者で分担している説に至っては、学者として相当にご苦労されたようです。
しかし、今が曖昧でかくあれかしと思っているから、自民党改正草案にはそう書いているのです。
オブジェクションだらけの草案だが、この部分は民意でしょう。
苟も、国母をさておき、私が日本で一番の女性です!って顔つきでしゃしゃりでると、それは厚顔無恥という。
だから、夫婦お揃いでミカドのお茶会に未だによんでもらえないのです・・・・今時点でもそうのはずです。
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