2017年4月17日月曜日

60年ごとのアルマゲドン




時代は宋代。
文治の時代ですから戦争は苦手。
もっぱら異民族には貢物贈呈外交。
内治的には科挙制度が完成したものの、内臓疾患のような官僚たちの派閥内紛。
だからあっという間に南部に逃げざるを得なくなった。
梁山泊の悪党や悲劇の岳飛将軍なんかが腐敗官僚から足を引っ張られながら
異民族相手に悪戦苦闘する時代

あの「長城」は60年ごとに来襲する饕餮なるエイリアンから人類を守る為に建設され、
美しい女性司令官が率いる精強な漢軍が命を的に闘うという設定。
実際のところは、北方騎馬民族侵攻対策で、秦代から始まるが、
全ての王朝が長城防衛戦略を行なったわけでなく、
このあたりはハリウッド映画らしく歴史考証にはええ加減。


そんな事頼んだ覚えもないが、何故か西洋の傭兵まで登場して共闘。
ちゃんと英語でコミュニケーションするんですなあ。
米中合作で1億5千万ドルの大作。
批評家は辛辣ですが、中国内では評論家が拘禁されたとか、
御用新聞が必死に誉め上げているらしい(笑)
多分ですが、世界的には興行はコケます。
どうも攻殻機動隊もそうですが、オリエンタルテイストのセンターを
白人が務めると上手くいかない。


実のところ、観る気は失せてます。
通常字幕版の上映が少なく、追加料金の必要な3Dばかりは酷くありませんか!
興行収入を嵩上げするあくどい手口だ!
字幕版に加えて字幕版3D上映がルールだが、字幕版3Dしか上映しない映画館が多すぎる。




0 件のコメント:

コメントを投稿