2017年4月1日土曜日
歳の始まり
毎年の四月一日のネットエッセイの素材は「万愚節」にしようと思っていますが、
そうそう新機軸が出せるわけじゃない。
去年は、仏教の十悪、その前は四月のサバ....
それが何故にエイプリルフールかはともかく、結構苦労してます(笑)
で、今年ですが、歳の始まりに因み、何で世界的にも珍しい「四月始まり」なのかという話。
結論を言えば簡単で、桜華の魔力に農耕民族のライフスタイル。
根拠があるわけでもないが、座りが良いと言うのも大事なのです。
太陰暦よろしく、年の初めに花が咲く。
そろそろ田作りの準備でもはじめるかな?って。
何かにつけてグローバルスタンダードと言うが、己の基準を世界標準にする努力を怠る
西洋価値観迎合主義に過ぎない。
要は「年度」とは使いやすいサイクルであるのがまずもって、合理主義。
農作物なんかは、ハーベストシーズンに合わすのが常識であり、
古米とか新米はその年度基準による。
最近の企業では、官庁が先鞭をつけたのか「事務年度」とも思しき人事発令が行なわれる。
3月決算期企業の取締役改選株主総会は六月末。
解職役員は三月末で引導を渡され、正式解任は六月末頃の株主総会。
新任者はその三ヶ月がテイクオフ期間。
7月から即スタート!
お仕事の停滞期間を長期化させない効率的なやり方です。
別に国家会計年度基準に合致させる事もない。
江戸時代の私塾や寺子屋は通年入学、卒業だった。
明治の頃もバラバラで、いつしかお上に習って今に至る。
就職協定に規範力がなかった時代の青田刈り。
競争校よりいい人材確保にはなんでもあり!
実のところ、年度基準がバラバラな方がお仕事の波動性を吸収し、
平準化になり、効果的である。
もっとも決算期の時間差を悪用したチャレンジには監視の目を
ひからさないとねえ。
何事にも光があれば陰もできます。
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