2017年4月24日月曜日

建国神話はどこでも同じで・・・



国の始まりは、いずこも朧だし、それの方がいい。

狼のお乳で大きくなった・・・
アブラハムの神が約束された・・・
あまの浮舟に乗って天から舞い降りた・・・

信じるものは救われるし、民族として「かくあれかし」って想いを化体した程度のものだと思っておけばいい。
科学的にギリギリとつめても何もでてはこない(唯物史観歴史家はそれが狙いなんだろうが)

生きとし生けるものなんでも映画素材にするハリウッドが映画化しない「タブー」
それは、ピルグリムファーザーズの物語。
不思議とこの手のお話テーマはないのです。
唯一かもしれないのがリンク映像。
冒険海洋アドヴェンチャーというテイストで神話以前です。
しかし、エンディングあたりの台詞・・・

I’m going to be the first to see land.
Keep me eye peeled, I will.
Then I’ll be the first.
It’ll be like the Garden of Eden and I’m going to be the first to see it”.

これから神話が始まりますよ!って感じが出てますが、肝心の部分は語られない。
合衆国建国神話の知識がないので論理だけで論じれば、

物語は神話的にはほど遠い
捏造すれば嘘がすぐにバレる
史実としてあっても歴史の一コマ程度

だと推測されます。
百名程度の乗客ですが、全員が殉教的非迫害者でもなく、
厳しい気象条件の中一年足らずで半数が死亡したらしい。
彼等がWASPのルーツだとはいささか信じ難い。
マサチューセッツ辺りだと、末裔と称する没落家系が散見されるそうだが・・・
我々だって全員が源平藤橘の末裔ってことになっています(笑)
言っちゃなんですが、移民階級には、貴族やエリートは稀で、食い詰めた貧民や凶状持ちも居たかも・・・
豪州のように流刑地ではないから、犯罪者の子孫とまでは言わない。
移民船は他にもたくさんあったはずだから、理由はともかく、伝説的要素を全て(不都合な事実は別に)
メイフラワー号神話に盛り込んだのでしょう。


映画化企画は絶えずあるはずですから「最後と言われる」アングロサクソン系大統領の代のうちに
つくっておかないと金輪際陽の目を見ないかもしれません。

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