2017年10月12日木曜日

老舗の自負



自社のウェブサイトに誇らしげを「沿革」を掲載する気分は良く分かりますよ。
名の通ったゼネコンには老舗が多い。
金剛組(いまは高松建設傘下)は別格としても、この社の創業は慶長年間
遠祖は信長の家臣だったらしい。
普請奉行の立場だと思われますが、今風に言えば営繕部長か工務課長といったところか。
大阪基盤の非公開会社ですから全国的には知名度イマイチかも知れない。


布引滝あたりの新神戸にその施設があります。
社有地(多分ご当主の別邸か隠居所)を活用して「大工道具館」を
設営したのが、1984年のこと。
企業博物館って馬鹿にしたものではなく、下手なものを作れば末代の恥。
とは言っても利潤を産まない投資には株主の厳しい目が光る。
その辺のところ上手に折り合いをつけてると思います。

泥と藁、紙に木を使った建物に住んでますと言っても、ブーフーウーじゃない(^^)
ものづくりは不得手だが好きだし、純和建築に産まれ死んでいくだろうと
思えばことさらこんなコンセプトは良さげに思える。
ボランティアらしいオッチャンがこと細かく講釈してくれるし、
撮影制限なし。
更に体験コーナーまであるが、これはパス。


創業四百年にして初めて番頭社長さんが就任。
家族経営だけでやっていける規模、時代じゃなくなった。


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