2017年10月7日土曜日

フロリダの「地上の星」



なんとも観客を馬鹿にした邦題をつけようとしたものです。
舞台背景はマーキュリー計画なのにタイトルにアポロ計画云々はないだろう。
ネチズンの批判をシカトすれば興行は惨敗だったろうが、かろうじて「ドリーム」なる
ベタなタイトルで事なきを得た。
キング牧師の言葉の引用である事は容易に解る。
旬の過ぎた大物俳優を脇に、ギャラの安げなアフリカン系女優を取り揃えてのローバジェット作品
馬鹿当たりしましたし、評論家のウケも良かった。
オスカー作品賞ノミネートまで行きましたから、関係者はドンペリのビンテージで
乾杯をした事でしょう。


アメリカンの宇宙開発計画に貢献した三人のアフリカン女性の物語
地の利、天の時、人の和、いずれも彼女たちに逆風。
史実を多少歪曲しているようですが、功績に水を差すものではない。
しかし、ヒロインの一人は大統領自由勲章の栄に輝いたとされるが、
Wikiでは確認不能(どっちのミスかな?)
湿度たっぷりだと困るのですが、適度だから助かりました。
オールアメリカンのチカラがマーキュリー計画を成功させた!と
言いたい映画。
いまの大統領ならつまらないツイートをしそうですが、
差別と闘い、勝利する.......
けだし一隅を照らすものは国家の宝だし地上の星なのです。


ちなみに昨年度オスカー作品賞ノミネートは公開予定作品は全踏破しました。
あとの二本は劇場公開はスルーみたい


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