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明確に季節が明示されているともいい難いが、、、夏だとおもえば夏なんですよ
なつ衣うすくや
人のなりぬらむ
空蝉の音に 濡るる袖かな(俊成女)
常よりも涙かきくらす
折しもあれ
草木を見るも 雨の夕暮れ(永福門院)
技巧を駆使した俊成女の和歌とスッキリと涙と雨の連想だけで悲恋を醸し出す永福門院の和歌
お好みは人それぞれです。
夏衣は薄く
薄くは空蝉
夏は蝉の声
その音に涙し、、、袖は涙で濡れる。
定番の縁語技法のオンパレードで、あまり哀しみの実感を感じないが、そもそもが千五百番歌合の一首ですから、細工物です。
永福門院の「涙」のほうがリアリティがある。
夕暮れ時に雨にくもる草木を眺めてはいつもよりも涙ぐむって、起承を逆に解釈してみた。
識者は、下の句は心象風景だといいますが、、、

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