2026年10月17日土曜日

秋の俳句

 


塚本邦雄氏の詩歌集をパラパラとひろい読み。
勅撰集仕立てで、計千首
秋部は、約270首だが、巻頭から「秋の風」うたが、、、連続して数十首

秋の代表的な風情だし、王朝和歌の白眉を並べればそれくらいはって思うが、いささかバランスが悪い。歌集って、適当に息抜きの「駄作や愚詠」を交えるものだが、最初から最後までメインディッシュが張れる力作ばかり


夢窓国師の詠歌の本歌取り。

和歌に仕立てあげる程の才を持ち合わせませんから俳句で、、、



まねく尾花 うらみは葛葉

黄昏時(誰ぞ彼)



すこしホラーテイストですが、会心作ではないなあ

黄昏時は単にゆうがたや夕暮れ時の事ですが、それじゃ風情がない。薄暗くなり、、、たれぞかし(薄暗くてよく見えないが、だれかしら?まさか魔物では、、、)と言えば美學的。

なお、夜明け前の薄明かりは「かはたれどき / 彼は誰時」と言うそうな


ネオンチラホラな風俗街の厚化粧のキャッチセールスと一緒にされては困る

もの哀しげな秋の夕風に、葛は葉裏を恨みっぽくみせ、

尾花は、生霊のように物憂く淫美に手まねく風景です。






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