サッカレー作の傑作ピカレスクロマン、、、と言っても読んだ事はない。キューブリックの映画版(75年)を観ただけ。
しかし、昔のことだからあんまり覚えていない。
蝋燭の灯火だけの光源で撮影って、、、凄いなあ。
いま動画配信サイトで観ると、、、映像化技術の進歩もありさしたる感動はないが、そんな瑣末な事だけが感動ではない!
悪漢小説の映画版と銘打つが、主演がライアンオニール。
小悪党のマネはできるが、心優しいアイビーリーグの坊ちゃんテイストだ。とことん冷酷になれず、最後にそれが原因で身を滅ぼす。
ラニングタイムは長くインターミッションもあるが、アタシは全く退屈しなかった。
圧倒的な映像美もあるが、同時代(18世紀半ば)、、、バロックから古典派の過渡期の音楽に堪能する。
アタシの時代の音楽史ではヴィヴァルディは登場しないし、バッハもヘンデルも古典派の範疇で括られる。
映画つくりに於いて、監督がどの程度音楽に関与するかはさまざま。
キューブリックは全て自分の裁量らしい。
今回は、全て同時代の音楽のラインナップ、、、ウソ(^^)
冒頭のヘンデルのサラバンドは劇的だが、敢えて時代の異なるドビュッシーのピアノ三重奏はエモーショナルで圧巻だ。
どれもこれも、ちょとした音楽ファンなら知らないはずのないポピュラー音楽。しかし、天才は映像とストーリーに一番フィットする音源をこともなげに、、、
とても、日本国の映画人は追いつけそうもない。

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