2023年12月19日火曜日

年の瀬、、、駄洒落和歌

 掛詞は約束事のある作歌上の技巧で歌の世界を豊穣にしますが、もののな(物名)は単なる言葉遊び。


以前にも紹介した超絶的な物名歌



普通に後朝の和歌です
よくある、、、逢えば別れがつらい 🎵🎵



ながいマクラはここまで
今年もあとわずか。卯の年から辰の年へ
ですから、こんな物名歌をご賞味ください(二首セットですがいずれも拾遺集)

一夜寝て
憂しとらこそは 思いけめ
浮名立つ身ぞ 詫びしかりける

生まれより 櫃し作れば 山に去る
一人往ぬるに人いてませ


ヒントは既にだしてますし、、、答えが簡単に手に入ると励みになりません
前者に比べて後者の出来栄えがかなり劣ります。

競作で作者が違うのかも?

2023年12月18日月曜日

毎度の、、、今年のベストテン

 商業主義的な映像芸術だもんなあ



儲けてなんぼなんだが、、、やっぱり「儲け方」ってあるのですよ。

興収合計は昨年度を上回った事は慶賀の至り。

しかし、邦高洋低だし、アニメばっかり(スラムダンクは面白かったが、ブルージャイアントがどうしてランク外なのかなあ?)

メガヒット間違いなしのハリウッドのビッグバジェット連作系(ワイルドスピード、スパイダーマン、キャプテンマーベルとか)が片っ端から沈没したし、砂の惑星(続編)とオッペンハイマーが来年にずれたとか洋画受難の年だった。

見る気もないアニメがスクリーンを長々と占拠するのはなあ。

満を持してのナポレオンも、、、


興収ばかりを狙わない高踏アート系やらレア物ならば


ヒトラーの為の虐殺会議

せかいのおきく

メーガン

別れる決心

サントメール

私がやりました

波紋

花腐し

怪物

TAR、、、やらなんやら。しかし、風景としては貧相だ。


だからですよ。

過去の傑作の4Kデジタル版の再上映が横行する。

これはこれで嬉しいが、割引やらローコストで鑑賞して頂くという親切心は皆無だ。


リンク映像は代表してこれだけ










2023年12月17日日曜日

エクソシストさまざま

 昨今は、、、どうした訳か?不安の時代なのかいわゆる「エクソシスト系シネマ」がスクリーンを賑わす。



例えば、、、



まずは実話というふれこみの「バチカンのエクソシスト」

法皇の直接指令で悪魔祓いを行うほどの実力者が主役ですからお祓い自体に妙味はなく、その背景の探査に多少のおもしろさがある程度。


後者はあの元祖「エクソシスト」のリブート版とも正統的な続編とも、、、

なんせ、元祖で主役の親娘(エレンバースティンとリンダブレア)が登場します。

半世紀ぶりの登場ですからお二人とも相当なお年。

このリブート版はあと二作企画中と言われるが、、、映画としてのクォリティも興収の旨味にもかけるから、多分次回作はないわ。


なんせ元祖は一千万ドル強の製作費で世界興収四億ドルあまり!!

超万馬券。

しかし、製作サイドの小賢しい細工でリンダブレアの以後のキャリアはボロボロになった。

これも、悪魔の呪いかも

2023年12月16日土曜日

香港蒸

 今回は連子鯛。


こちらが食べる前


完食後


味付けが絶妙でしてねえ。

数量限定らしいので、提供の可否を確認してから予約します。

実のところ、味や値段の割に閑古鳥が不思議なほど

予約なんかまるで必要なくて、香港蒸に使うお魚の有無なんかを確認しているだけ。


幸いにして、最近は客足が嬉しいやら悲しいやら戻って来ました。

2023年12月15日金曜日

季語、、、キラー問題

 季節の表現方法の妙味です。



◾️みどりの冬

これは夏の季語。

ひらたく言うと「冷夏」の小洒落た表現です。冬だからってひっかけ問題です。

じゃあ、句例なんだが、ほとんど見かけない。

昨今は炎暑や猛暑、肌寒い夏なんて想像ができない。




◾️梅春

梅は春の季語だし、畳み掛けるように「うめのはる」だからってさらにキラー問題(^^)

正確な正解は「解なし」です。かような季語はありません。

概念としてはアパレル用語であります。晩冬から早春の頃のアイテム。

ふゆ素材をつかいながら、色柄やデザインが先取りの春向き

仮にも季語だとするなら「冬」にあてはまる。



ならば、稀代の狂言綺語師が一句、、、なんだが、どちらも今の季節の俳句じゃないし

またの機会に(^^)


To be continued 

2023年12月14日木曜日

日本精神史

 



山本義隆
長谷川宏

同時代人です(長谷川さんがほんの少し歳上)
東大大学院博士課程
学習産業で糊口を凌ぐ
在野の研究者として、その辺の肩書学者には求め得ない業績(著作)を残す。

共通項はこんなものですが、まずもって60年代の学生運動に身を投じ挫折したんでしょうなあ、、、マトモな組織はどこも拾ってくれなかったし、自分なりの「総括」として市井に埋もれた。



以下敬称略

山本義隆は、代ゼミの講師のかたわら西洋近代科学技術史の一連の著作で、世が世なら、、、まあそれはいい(^^)



凡そ理科系書籍が不毛なアタシの書庫にも、これらだけは鎮座している(ちゃんと精読もした)

山本義隆は予備校の名物教師で熱烈な「ファン」がおり、入試合格したのに予備校に入り浸るヒトザルがあまたとか、、?



長谷川宏は学習塾経営の傍らヘーゲルの斬新な新訳で名を馳せた。なんせ内容が難解だし哲学用語の翻訳が意味不明だし、、、彼のヘーゲルだとスラスラ読めるらしいが、、今更アタシとしてはヘーゲルでもない。



その彼が「文藝、美術、哲学、宗教」の総体を日本文化と精神の真髄として通史にまとめあげた労作

ある事を知らなかった訳ではないが「通史」を著述するって無謀だし、その分野の碩学と言われる方だけに許される事。だから在野という自由な立場でなければ誰もやらない。

やっと文庫本になりましたから(最近の文庫本は単行本なみのお値段)全四巻のうち江戸期以前までをリアル書店で買い求めた。


学習塾の先生だけあって、山川日本史の詳細且つ深掘りした副読本って、、、しかし「通俗常識的」な素材の取り上げ方じゃない。

三内丸山遺跡に始まり近世の終わりは鶴屋南北というところが、実に素晴らしい。


開けっぴろげに褒めちぎるって近代人はやるものではないから、、、(^^)

日本精神の軽重評価の結果、35のチャプターで重要と思われるアイテムを選んだんだろうが、まだ一巻目を読み終えた段階であれこれ言うのは.....


アタシの興味は、アイテムの取捨選択基準

鉄板アイテムはさすがにはずしようがないが、、、


太平記(全集系でも昨今はシカトされる)

江戸文化文政期の文芸(狂歌、川柳、洒落本とか)

話芸(落語や講談)


これらって関連性が高いので、ある種の意図性で外したのかな?






2023年12月13日水曜日

数独

 



課題設定能力と課題解決能力は本質的に違うものだ。
大胆に結論を言ってのければ、、、

課題設定能力は高いIQを裏付けとし、
課題解決能力はそれなりの偏差値を必要とする。

IQと偏差値に完全な相関は求め難い


この数独問題(数独なる名称は商標であり、普通名刺的にはナンプレ🟰ナンバープレイスという)であるが、アタシの場合瞬時に「解けない」とわかった(^^)

アタシは220以上のIQでない事は承知しているが、、、、それなりの偏差値だと言うことなんだ(^^)


そこで、さほどでもないアタシの知の大伽藍は、なんとも余計な想念にとらわれる。

解けない課題を解け、、、というならば、それはこの問題は「解決」を求めているのではないくて「設定」を課しているのだ!


本来の数独のルールならば「課題が間違って」いますでゲームは終わるが、新しい「ゲームのルール」を創り出す課題ならば、極めて高いIQを必要とするということになる。

そこで、、、アタシは当然にチャレンジしようとしたが、かように高いIQを持ちえない以上無駄にアタマの体操はしない(^^)



モノづくりの現場から商人稼業に転じ、さまざま貴重な「未知との遭遇」に出くわした。

人事考課システムって会社の文化を表すんだよな。

びっくり仰天したことは、部下(非管理職)の評価項目に

課題解決能力

課題設定能力、、、、の双方があったのよ。

別にあっても構わないが、若い世代は課題解決が出来れば充分だし、課題の難度にもよるが解決出来ないこともママあり、解決能力のレベルに応じた職務の配置が管理者の腕の見せ所

飛び級、年次逆転、抜擢登用が日常茶飯事な企業ならば若いうちから課題設定能力が重要なんだが、基本年功序列型なんだから、、、


必要とされないスキルの評価をもって社員を判断評価する事は、、、とかなんとか人事部門に噛みついても良かったのですがねえ(^^)



2023年12月12日火曜日

裏金政治資金パーティー

 マルクスが喝破したように(ルイボナパルトのブリュメール18日が出典)今回は喜劇なのか、笑劇か、、、あるいは幕があがらない可能性もある。



リクルートコスモス未公開株事件(R事件)と比較する向きもあるが、事件の構図なり罪状の共通点がある訳ではない。


相似形なるものは、事件に関わった国会議員が多数に上り、次世代リーダーが長きに渡り謹慎逼塞を余儀なくされ(リクルートパージ)、安定度が高いと思われた竹下政権は瓦解、安倍晋太郎、渡辺美智雄は挫折したママ世を去り、目がなかったはずの宇野や海部が総理になったり、、、、その後の政治の枠組みを変えてしまった(ような事になるのかどうか?)


官邸は「安倍派政務三役一掃」を、、、ホンマに検討しているとは思えず、単なる観測気球だろうが、かなり追い込まれている事はたしかだが、、、、

政治資金パーティー裏金問題発覚の発端はなんだっけ?

R事件発覚は、地方公務員の瑣末な汚職が発端。

文春砲は、JKT問題で忙しいし、世論の憤激の熱量もR事件程もないように思えますから、メディアの功績じゃない



岸田政権は解散権を封じされたママ任期満了退陣?

政治資金関連法制改革は議論ばかりで適当に処理。

次の国政選挙まで怒りの炎が激っていれば政権与党惨敗の再現もありえますが、、、



2023年12月11日月曜日

リドリースコット作品としてのナポレオン

 実は、別の事ばかり考えている。



リドリースコット監督は、、、映像作家として爵位までもらい、相当に高齢ですがこんな大作を挑む体力や気力がある事に驚愕。

製作費は不詳だが、アマゾンスタジオ製作だし、、、軽く億ドル半ばなんだろう。


彼の製作作品は上記のとおり。

監督の名前だけでプロ映画鑑賞家は、足を運びます。が、感心もすれば失望も、興収とは無関係に素晴らしい作品は素晴らしい。

例えば、、、



ビジネス的には哀しいくらいの惨状ながら、映画としては、実に素晴らしい。

ヒロインのジョニーカマーの、あの芥川の「藪の中」を彷彿とさせる多面的な顔を見せる演技。

早晩に再評価されますよ、あのブレードランナーみたいに、、、

この「ナポレオン」でもジョゼフィーヌを演じるはずだったのだが、、、実に残念



なんとも、、、ナポレオンって、翔んでる妻との愛憎に揺れ動く事と戦争だらけの生涯だったのだ。

それはそれで、スペクタクルのカタルシスを感じるし、心理劇としても役者の力量もあり、尺の割には退屈する事はない。


しかし、内政や外交の卓越したセンスによる実績があったればこそ「フランスの英雄」なんですがねえ。

そんな部分は当然ながら映像にはならないから、かなりバイアスのかかった人物像を世間に与える。


彼の功績は(山川世界史風の一般的な評価)

大革命の理念を継承し、フランスの近代化を成し遂げ、それを欧州全体に伝播させた事(実際の実現は、19世紀半ばの諸国民の革命までしばし時間がかかることになった)


英米合作の映画ですが(であるが故にか)フランスでは評判が悪いらしい。

ナポレオンの史伝は読みさしのまま、、、このまま中断かな?