2014年6月19日木曜日

二匹目の・・・・セーラー服を脱がないで






蝸牛庵蔵書において「女子高生制服図鑑」は、重要な一冊である(笑)
パラパラ眺めるに・・・・やはリ最高傑作は○屋女子の夏制服だ! 
しかし、つまるところは、セーラー服とは、水夫の制服に過ぎない。
すぐれて機能的なのです。
大きな襟は、立てれば、拡声器と集音器の用を果たすし、
胸もとのVカットは、海に投げ出された際に、破り脱ぎやすい・・ということらしい。
女学生は、それでなくともけたたましいので、拡声器はそもそも不要だし、
セーラー服を破るとか脱がす・・・などというのは・・・
手前どもにはあずかりしらない世界である(笑)
 
英国人は、海軍が好きなので、そのファッションが一般に普及した。
軍隊ファッションが、一般に普及するのは、
レジメンタル(ネクタイ)も同様である。
インターネット同様に、軍事技術の民生転用だと思えばいい。
 
 
日本に普及したのは、やはり「お雇い外人」の趣味である。
  
それ以前の女学生の制服は
 
・海老茶式部
・紫染衛門
 
と相場が決まっている。
もっとも、
 
・ネズミ式部
・垢染衛門
   ・・・と揶揄されたとも伝えられている。
 
 
 
しかし、大学の卒業式ともなれば、袴姿がキャンパスを席巻するのは、
はやり先祖帰り・・ってもんだろう。
袴にブーツというのも、当時の先端ファッション。
竜馬さんもお好みだったようだ。
 
 
和と洋の(今風に言えば)コラボレーション。
かつてはもの的に言えば「和洋折衷」、こころ的に言えば「和魂洋才」
キモノには、日本人の精神性が化体され、
利便性は、フットワークのよさで靴となる(最近はあまり流行りませんがね)
この気分の延長線で言えば、
箸で召し上がるフレンチはままあるが、
懐石をナイフとフォークで(?)は、寡聞にして知らない。
箸で食べるタラコスパゲッテイはありそうだが、もり蕎麦をフォークで(笑)
どうも、文化への冒涜といわれそう・・・
恵方巻チョコケーキ・・なんかはどう理解すればいいのでしょうか?
 
和なるものと洋なるものを「あわせ」るのはいいとしても、
なんでもいいというわけではない。
 
おむすびの具に洋なるもの・・・
しかし、
ハンバーガーの具に和なるもの・・・

どう考えても、後者は分が悪い。
これももって、古人は「主客混同」と称した。


 




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