2015年1月11日日曜日

you've Got BOOK






親の代からの個人経営の童話専門店は、進出してきた大型書店の前に風前の灯。
辣腕の経営者トムハンクスにメグライアンはその細腕で対抗できるのでしょうか?
電子メール創世記の長閑な恋の風景ですが、結末は良く覚え居ません。
しかし、ロクな商品知識もないまま、雑貨の様に「知」を売る大型書店のおぞましさには共感しました。


あれから約二十年。
商店街の個人書店は絶滅危惧種。
店主から書物の手ほどきを受けるという至福の時を知らない不幸人ばかりな若者。
本当に可哀想。
人生で大切な習慣が身に付かないのもけだし当然かもしれない。
今代わりになるナビゲーターが、大型書店の店員による手書きの推薦惹句。
本当に読んだ上ならいざ知らず、
あとがき解説なんかを参考に書いてる現場を何度か見かけたことありますから、推して知るべし(笑)
良書だけ並べては客は来ないし、愚悪書ばかりじゃ棚が穢れる。
下手鉄砲ばりに大量に刊行される状況においては、書店は大型化・チェーン化するしかないようだ。


さておき、丸善とジュンク堂の合併報道。
ちょっとビックリし、調べるに・・・・


1)印刷会社系列
2)取次会社系列
3)建設会社系列


鹿島建設が八重洲ブックセンターの親会社とは知らなかった。
学研派のオーナー様が君臨されていた頃の名残のようです。
このような異種を別にすれば、大型チェーン書店とは「垂直統合」のような座りです。
独立系は紀伊國屋書店くらいか・・・


コンビニ系や量販店が本屋をやるとろくなことはない。
批判めいた内容の書籍や雑誌は店頭に置いてもらえない(・・・らしい)
事実とすれば、ある種の思想弾圧だし表現の自由への侵害
大マスコミだって広告掲載を断るらしいので、同じ穴の狢かも・・・
そういう意味では、資本主義的な流れで致し方ないのかも。


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