2015年7月26日日曜日

元寇あるいは蒙古タンメン「不食」運動






最近の歴史教科書はもとより、歴史学術書でも使わない歴史表現となってしまった。
「蒙古襲来」というのが一般的のようです。

でも、襲来とは、単に襲ってきたって雰囲気だし、蒙古にいたっては、モンゴル高原に居住する遊牧民に対する漢民族的蔑称です。
言わば、野蛮人が野荒らしにやってきたというニュアンス。
実際は、元と言う史上最大規模の国家の意思による戦争或いは侵略行為以外の何物でもない。
「元寇」とは、元と言う国家による侵略行為という適語表現そのものです。
しかし、いささかこれでも不正確でして、元とその属国である高麗連合軍による渡海侵略というのが正しい姿。
朝鮮族は渋々嫌々加担させられたって、ことになってますが、身勝手な自己弁護。
十三世紀に中韓連合軍が倭国を侵略して大失敗したというのが正しい歴史認識です。
侵略軍のとりわけ朝鮮族の蛮行は、壱岐対馬をジェノサイト化するほどの残虐なものであったと史書には記載されています。
同じことを越南でも後世やったらしい。
その後の倭寇とは、当初はその報復もあったとされますし、最盛期はむしろ中国人をリーダーとする海賊行為というのが正鵠を得ています。

所詮戦争とはそんなものであり、無辜の民草が被害を受けるのはどっちこっちない。
倭軍は、中国でひどい事を・・・多分やったんでしょうが、戦争で外国軍にひどい目にあったのは、歴史上沖縄だけじゃない。
文禄慶長の役だって、立場を逆にする倭国対中韓連合軍との戦いである。
ナンチャラ倭乱なんて、認識のズレがひどすぎる。

報復の連鎖を声高に罵ることは未来思考とは程遠い。
歴史に無知であってはいけないが、正しく理解することですよね。
古人曰く・・・

因果はめぐる水車。禍福は糾える縄の如し

そういうことで、支那同様に差別的な蒙古という表現を使わないって運動があるようですが、
歴史認識がこの程度ですので関係者の努力は当面実りそうもない。
支那そばがダメで、蒙古タンメンが問題ないって思っているうちは論外(笑)

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