2017年2月8日水曜日

勝負はいつ決着するのか?




今年のNFLのスーパーボウルは稀に見る劇的な試合だった。
もっとも4Q前半までは凡庸で、アトランタのワンサイドゲーム
ところが、何がどうなったのか?残り三分のウルトラマン(笑)
TDに2Pコンバージョンを連発し、タイムアップ寸前に同点、OTとなった。
過去半世紀の歴史に例がなく、なんとも珍妙なルールが定められていた。


延長戦の決着方法は優れて文化人類学的である。
良き時代のラグビーは「ノーサイド」の思想があり、引き分けしかない。
一方で、決着がつくまで無制限という考え方もある。
基本はどちらかしかないが、単なる差異であり優劣を論じるものではない。
しかしスポーツの取り巻く環境変化から、短時間に勝負をつける方法が
大勢を占めてきた。
有り体に言えば思想の変化でなくスポンサーの都合である。
サドンデスなんて最たるもの
悪いとは言わないが、ゲームの本質を歪めたり不公平では困る。


さて優れて戦略的でショーアップされたNFLのオーバータイムルールは、
実に面白い。
細部がよく分からないのですが、得点差とサドンデスの併用みたい。

最初のオフェンスでTDが決まれば勝負あり(たいていはパントに終わりますから守備側の攻撃権も担保されます)
FG或いは無得点ならば、攻守交代。
守備側の攻撃でTDなら文句なく勝ち(0対6あるいは3対6で勝ちです)
FGに対してFGならば同点ですから再度攻守交代
無得点に対してはFGで勝ちだが、無得点なら再々度攻守交代
15分たっても決着がつかなければエンドが代わり・・・


決着は必ずつける
しかし、あまり時間はかけない
どうせなら「劇的」な得点で!(NFLの得点方法は多岐多用)


なんともアメリカンらしい発想です(笑)
因みに、史上初のスーパーボウルのOTは、四分足らずのランによるTDで決まりました。


オマケはガガ様のパフォーマンスふたつ!







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