2017年5月23日火曜日
偶像崇拝
アブラハムの神は、偶像を作る事も当然崇拝することも禁じられた。
従って、建前上は、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は禁忌である。
仏教の教えはよく分からない(日本仏教は本来の仏教とは言い難い)が、仏足石なるものがあった事からすれば
原始的には仏像は信仰の対象ではなかったようだ。
仏足石とは、この石の上に御仏様がおいでになりますよって想像を逞しくする「ツール」なのです。
翻って、神道では・・・・御神体なるものはありますが、それは偶像では無い。
偶像とは、ヒトザルがヒトザルに似せて製作した像であり、自然現象を含め森羅万象に神が化体したものでは無い。
偶像崇拝には負のイメージがある。
偶像という言葉自体が虚妄を感じさせる。
禁忌として否定される理由がよく分からないが、
ある説に寄れば「人の作ったものを崇めることはその人そのものへの崇拝」だとされる。
つまり、神仏以外を崇める事になる。
しかし、そんな小理屈は今の社会じゃサイレントマイノリティの戯言(笑)
アイドル(偶像のこと)って言われて、嬉しくならない芸能人はいないだろうし、
馬鹿馬鹿しいまでに追っかけるアホも数多いる。
今や、偶像崇拝は真っ当な行為なのですよ。
偶像崇拝禁止と言いながら、可視化された信仰の対象物のない宗教は流行らない。
偶像は神仏そのものではなく、神仏にたどり着く「窓」であり、その窓の向こうに神仏をイメージ出来れば
あなたの信仰は本物である。
喜捨をしなさい。
そうすれば、窓がより広く開かれます・・・・とかなんとかことば巧みに(笑)
宗教の売り込みもタレントのそれもよく似てます。
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何が凄いってこの映画。77年のモハメッドを主人公とするアラブ諸国映画で英国資本も出資
なんとなんと・・・
主人公のお姿が登場しないという前代未聞空前絶後の作品
チラッと後ろ姿とか影だけ
今はなき梅田OS劇場でタダ(当たり前です。お財布を出す気にならない)で見た記憶
確か労働組合のイベントだった。
元々はベルばら鑑賞のはずだったが、予約に失敗したもんでやむなくという組合行事・・・
神や神の子あるいは神の代理人なんかを直接的に描くものではないという「節度」は最近ははやらないのか?
ヘストン版のベンハーでは、イエスのお顔をスクリーンでみることはかなわなかった。
2016年版は・・・プライムにあるが未確認。
日本の一番長い日も、リメイク版は論外ですが、
オリジナルでは松本幸四郎が演じているものの、あの描き方だと誰がやっても同じだ(苦笑)
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