2017年5月5日金曜日

街頭インタビューの愚



大抵は逃げ回ります(笑)
理由はこれといってある訳でもないが、
対応する以上は放映されたいって思うし、
放映されるとマズイなって事もあるし、
放映されるようなウケ狙いの発言ってあざといし・・・
とかなんとか複雑な思考を巡らすのです。


過去一回だけTVインタビューに応じました。
小泉首相の靖國参拝の翌日。
さっき調べると、毎年参拝されてましたが、この時は辞任表明をし、十五日に参拝したはずです。
インタビューの場所は、大阪駅前の歩道橋の上
皆さんお休みのご様子で出勤するビジネスマンは皆無に近く、橋の上は人っ子一人いない。
クルーは手持ち無沙汰でいささか可哀想。
まあ、義侠心で受けてやるか・・・質問は想定の範囲、受け狙いの寸鉄人を刺すの警句も準備し・・・
構想通りちゃんとオンエアーされました(笑)


そして先日の事。
またまた街頭インタビューに出くわした。
想定の範囲の質問なので断ればよかったが、ちょっとムシの居所が悪くて、
アナウンサーを「粉砕」してしまった。
当然にTVには流れない(これを流すくらいの度量がないからマスコミはダメなんだ)


Q:宜しいでしょうか?憲法改正についてどう思われますか
A:憲法のなにを改正するのかという質問の意図が明確じゃ有りませんが
Q:・・・第九条の改正ですが
A:なるほど。それで第九条をどういう条文に変えるということですか
Q:(絶句)それはこれから改正案が公表されると・・・
A:具体的な改正条文案がないといいとも悪いとも言えないでしょう
Q:(さらに絶句)


ムードや空気で、適否を論じられても困るのですよ。
自衛権保持を明確に位置付け、
その具体的な証として自衛隊を憲法上正当化するって事でしょうが、
方向性はどうあれ、モノを言うのはワーディング。


浮世離れした条文(前文も含みます)は早々に改正するに如かずですが、具体論が気に入らない。
巷間言われている第九条第三項の追加だけじゃ面白くもなんともない。
余計な事はやめて「前文の全面削除」が一番マシな改正案ですがねえ。
憲法に前文は必須のものでもなく、なんと言っても・・・

ーーー

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

ーーー

この部分の削除だけでもいいのですが、逆に物議をかますから、あっさりと・・・
まあ、政治的には難しいのは百も知りつつも、
理想論ならまだしも、空理空論は法律に書くべき事ではない。





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