2019年6月20日木曜日

呪われた芸術家....ジャンヴィゴ


アルチュール・ランボー
ジャン・ヴィゴ

いずれも夭折の天才
ランボーの場合は詩人としての期間だけであり、
後年は冒険商人であった。
そのまま天寿を全うすれば、どれだけの偉業を成し得たか...
なんて馬鹿なことは考えない。
為すべき偉業を30にならずして達成して世を去った。
百まで生きた大芸術家なんて、言い換えれば、
偉業を成し得るのに多大な時間を費消したって事なのだ。

夭折の天才=呪われた芸術家

ではない。
死後再評価され、死を惜しまれ偉業を称えられると
斯様な称号が貰える。
啄木はそうかも知れないが一葉は微妙
滝廉太郎は若くして盛名があったから論外。
レイモン・ラディゲもしかり。

ランボーは畏怖の念を込めて何度もネタにしていますから
今回はパス。
ある意味「お手軽な」ジャンヴィゴ
彼は1930年代に二本のドキュメンタリーと二本のトーキー
を監督し、29歳で逝去
すべてを足し算した上映時間が三時間足らず(^.^)
たった半日足らずで彼の全偉業に触れることができる。
主義者の父親の遺伝子を受け継いだのか、
かなりアナーキーてすが、鮮烈に瑞々しい。

4Kレストア版って嬉しい...
昔のフィルムだと快晴でも雨降りだった。
一分あたり20万円位のコストらしいが、
ロクでもない新作に助成金を出すくらいならば、
歴史的映画遺産に助成する方がましだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿