三月の下旬から五月の中旬の頃しか
御膳に並ばない朝堀筍尽くし会席膳。
沖魚のついたコースもありますが、濱から遠い彼の地で
わざわざ食べるならば、鮎と諸子くらい。
海の魚が欲しければ、長岡までこなくても....
豆腐百珍と言うが、筍百珍もあるのだ。
毎度は、ただ筍をたべるだけだが、
思い立ち竹林散策に足を運んだ。
暑くはないが湿度が高く散策向日和でもない。
それにアップダウンが厳しいねえ。
家庭用の筍ならば、自然自生のままでも苦しゅうない。
硬いし苦いし....筍嫌いになるが、それなりに美味しい。
しかしここの筍畑(竹林ともいうが)は、
一年中土作りをやっているようなもの
柔らかな土の中から甘美な筍が生まれるそうな。
筍ばかりざっと一本が会席膳の材料。
それでも飽きがこない。
高価な食材は数々あるが、
そればかりを食べても美味しくは無かろう。
多岐多様な使い回しこそが材の値打ちみたいな気がする。
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