2019年7月20日土曜日
憲法(及び皇室典範)義解
旧法の公式解釈本。
伊藤博文が著者と記載されていますが、井上毅の手になる。
義解はギケと読む。
令義解(リョウノギゲ)に習うし、ギカイではiPhone辞書は変換しません。
輿論ではなく世論では、女性天皇は容認、女系天皇には懐疑的らしいが、
皇室典範の原案作成者は一体どう考えていたのだろう?
この解説本だと祖宗以来の明訓があるとされており、
宇佐八幡宮神託事件が引用されていますが、
素直に続日本紀の内容を信じるのは余りにナイーブ
それに「必ず皇緒が位を引き継ぐ」というだけで、あまりに当たり前。
第一条の「祖宗の皇統」とはそういうことであり「男系男子」なる神託が
あった訳ではない。
推古天皇に至るまで女性天皇の即位例がなく、
摂政にとどまったことを皇家の成法というが、
神功皇后や飯豊青皇女は本当に即位しなかったのかなあ?
神功皇后の摂政の期間は69年間!って嘘っぽいよねえ。
もういっちょ!
旦那の仲哀が頓死し、妊娠中の神功皇后が摂政になるのですが、
胎内に応神天皇がいるってわかるわけがない。
皇女がお生まれになったらどうしたんだろう
公文書の改竄なんていまでも行われているのですからその当時は..
逆に推古天皇以降の女性天皇は何故即位し、摂政に
とどまらなかったのでしょうねえ。
改竄しようがなかったからって一番わかりやすい。
現在の摂政なる言葉の使い方は、天皇不存在を予定しないが
過去は不在時代行も摂政であった。
そのあたりの疑念は解消されずに、最終的に皇統譜が確定したのが大正期
ろくに議論もせず即位しなかったと決めつけた...らしい。
旧皇室典範でも過去事例に鑑み、女性の摂政を排していません。
天皇が出来て摂政が出来ないことは、憲法と皇室典範の改正だけです。
性別に関わらず...摂政は重いのです。
どうも女性天皇を排した理由は...
牝鶏晨する危惧
女性参政権
に尽きるのではないか...というのが根拠のない憶測
中国は西太后、韓国は閔妃
どっちも国を潰しためんどり...まあ考えすぎですがね。
さまざまお手本とした諸国の悪例に鑑みて、やめておこうと
考えたという推定は有り得ない事ではない。
自由民権運動の結果、やっと男性参政権(恒産ある男性)を
容認したばかりのところに婦人参政権運動なんてことになれば
まことに鬱陶しい。
女性天皇がおわします以上、ウチらにも参政権を!って
単純だが、、単純すぎて潰せない。
だから、女性参政権があるのに女性天皇が認めないのは
おかしい...も同じこと。
かかるが故に、男系女系も家制度概念ですから、
現行民法では廃止されたし、それでもまだ男系に拘りますか?
女系天皇は配偶者次第ってわからなくもないが、
不敬を省みず失言すれば....◯◯ウマですから、健康であればいいの。
頭も良くて長身ならばさらなり
男系だってお妃様のあげつらいはありがちな事だし、今時点でも
皇后雅子の摂政就任順位は第3位
なんといっても、あのICUの卒業生の印象操作が、
女系天皇忌避になっているわけであり、
秋篠宮家の選択は歴史的な禍根を残しかねない。
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