2019年7月19日金曜日

お天気の子



梅雨なんて言えばそれらしいが、正しくは黴雨。
気が滅入るから、気分的に少しでもって...漢字という表意文字を
持ち得て幸せな気分。

でもやはり遅かった黴雨入りの反動だか、
冷夏長雨の日々。
加えてそれどころではない悲惨な事件。

明確と思える殺意
周到な計画性
犠牲者の数

からしても動機はどうあれ、心神耗弱やらの毎度の酌量事由を
被告代理人が述べたてても判決は決まり。
加害者の心の闇の解明なんて所詮解りっこないし、
そもそも失われた命なり才能は返ってこない。

そんなこんなで新開誠氏の新作アニメを観んがため雨の中にも
関わらず足を運んだ。
アタシは映画は見ますが、アニメはあまり見ない。
アニメ映画という表現もお好みでない。
アカデミー賞が、作品賞と長編アニメーション部門を区分しているのは
それなりに見識と言えますが、ウラもありそう。


作品批評はあちこちで皆んながやるだろうから、
適当にかいつまんで言うと

前作同様にSFです。
補助線を引くにサイエンスファンタジー
サイエンスフィクションではない。

監督の馴染みの生活圏は新宿あたりなのかなあ
ストーリー展開上山の手でないと困るが、池袋、田端と登場しますが、
舞台のセンターは、代々木あたりの...なんだか真珠宮ビルみたいな廃墟ビル

背景画を含めて流麗な動画展開ですが、アニメの製作費の太宗は
アニメーターの人件費。
エンドロールをみても数百人規模で登場しています。
でも、実写と違い製作費は公表されないのがこの世界の闇。
このタイミングで口にすべきではないが、アニメーターの労働環境は凄惨極まると
囁かれている。
低賃金、長時間労働....時間外手当をちゃんと払ってるのかしら?
宮崎アニメの場合だと後期の作品だと十億の単位でコストがかかったらしいです。



一流のクリエイターを目指して命を削る様に頑張る若者たちを
焼き殺したひとでなしに怒りの鉄槌...ではまだ足りない。
車裂きか鋸引き

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