2019年7月7日日曜日

ピザとワインのために戦う


ダミ声だし...しかし、彼って演説ぶってひとの心揺さぶりたがるんだ。
アルパチーノの話題じゃなくて、イタリアのフットボールチームのお話。
リーガルミステリーではないグリシャムの小説。

スポーツ小説にはろくなものはない。
映像化すれば素晴らしいのはあまただが...
唯一は「素晴らしいアメリカ野球」だけ
所詮は言語表現素材向きではないのかも


クリーブランドブラウンズの控えQBである主人公は、
勝利が確定的なディビジョナルファイナルで
3つのパスインターセプトをやらかし、スーパーボウル出場権を
デンバーに攫われる。
引退しかない状況のなかで、イタリアのセミプロリーグの
パルマパンサーズから声がかかる。
紆余曲折があら、チームも彼も成長し、イタリアスーパーボウルで
優勝すると言うお伽話。

実際にイタリア北部にはNFLならぬIFLがあります。
サッカーが国技のような国ですから、アメリカンフットボールなんて
超マイナー。
スターターでなくとも元NFLってブランド。
唯一の報酬が貰える選手が彼であとは皆さんアマチュア
節税を兼ねたオーナーの道楽みたいなものですが、
毎週の練習後の夜食のピザとワインだけは提供される。

パルマはグルメの街らしくて、アメリカンフットボール以外の
話題はイタリアン料理とワインのオンパレードですから
グルメ小説と言えなくもない。

邦訳のタイトルは、奇跡のタッチダウン
オリジナルタイトルは、お題の通りです(こっちの方が絶対に良い)



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