2014年9月30日火曜日

そんなら、自分でヤッテみな!

オリンピックで敗退したちょっと人気なアスリートが 記者会見で品性のない愚問に対しての一喝。 その当時は「失言」と・・・思ったのですが、それ以降の言動を見ていると、 案外計算された「暴言」だったのかもしれません。 引退後職場結婚をしましたが、旦那はメダリストに輝きました。 やはり、頭のイイ良妻みたいです。 批評や評論は、ある意味で簡単です。 実際にやってみることが大切だ。 そのうちに、老人会の俳句クラブのたぐいに誘われた際に・・・ 文芸は、なんでもこい・・・のわりに俳諧には疎いのだ・・では沽券にかかわる。 徘徊老人は迷惑でも、俳諧趣味人は、お手軽だと思えそうだし・・・ 桑原武夫先生は「第二芸術」にて・・ 俳句というものは同好者だけが特殊世界を作りその中で楽しむ芸事。 大家と素人の区別もつかぬ第二芸術に過ぎないと切って捨てる。 かかるがゆえに身共のようなど素人もなんとかなるかもしれない(笑) 泥縄で、作句のコツを国営放送の俳句講座テキストで・・・ 俳句とは ・定型詩 ・季語 ・句切れ その他色々とした約束事があるが・・・そんなことは言わずとも知っている。 少ない文字数という制約の中、できるだけ芳醇に大胆に大きな構えに 詠うには、季語と句切れ(言葉の句切れであり、余韻を残す)の テクニックがモノを言うようだ。 多少の字余りも効果的・・・ まずは、季語探しということで歳時記を紐解く。 季語は詩情の象徴となるイメージを読むものに与える。 これを連想力といってもいい。 また、時間と空間を一つのものとして表現することができる・・とは入門書にある言葉 さすれば・・できるだけ奇天烈な「季語」がモノを言うし、そもそもが「狂言綺語」ではないか ・・・ムムム これは凄い! ままこのしりぬぐい(蓼の花の異名らしいが・・) 藻に住む虫の音に泣く(われから・・という虫のことらしい) 蚯蚓鳴く(静秋夜に耳をすませると聞こえる音らしいが、どんな音だ?) いずれも秋の季語であるが、絶滅危惧種みたいな・・・というか どれをとっても、長い人生で初めて見た聞いたものばかりである。 素直でないところが、挑戦意欲をかきたてるが、 藻に・・なんかの季語だと、あと六文字考えればいいから楽ちん(・・・笑)  句吟に苦吟すること・・・しばしして 人見知り 好き好き ままこのしりぬぐい 押しのけて 藻に住む虫の音に泣くも   蚯蚓鳴く静思夜 切り裂く鹿威し
句会の楽しみは、お互いの作品の批評と、
その後の二次会(当然お酒付き)であるそうだが、 
あまりに非常識な「だるま俳句」にどういう反応をするか・・・苦笑



前衛性も大事だが、大衆の支持も肝要。
現代の芸術とは、所詮は資本主義の論理に従う・・・
何事も、芸の道は険しいのだ。










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