2014年9月6日土曜日

ハマりやすい・・・ということ




コンサルティングを生業とする方、
とりわけ自己啓発的なセミナーやいろんなハウツー本で糊口を凌ぐ方がおられるようである。
この手の話・・・言ってみれば「お手軽自己変革」なんかを全く信じていない蝸牛庵には
無縁の世界であるが、


成功の仕方
お金の儲け方
生涯の最良の伴侶の求め方  ・・・まあ、なんでもいのですが、


こういうのにハマる方っているんですねえ。
誤解を恐れずに言えば「体のいいカモ」のような存在である。
加えてネギを背負ってくる(苦笑)


お手軽に得られるものはその程度でしかない・・・という定理を信じていれば
世の中、目明きもいればメクラもいるってことがわかりそうなものですが・・・


全く知らなかったのですが(別に知らなくて恥ずかしいって思うほどのでもないが・・)
ブライアン・トレーシーさんという、この手のたぐいの人物がいるらしい。
まあ、大成功した部類だから、それなりに聡明なんだろうと思います。
鼻でアシライたいような「名言集」なるものがあり・・・見るともなく眺めていますと


 
成功者の家にはたいてい大きな本棚があり、
貧しい人の家にはたいてい大きなテレビがある。



これは面白い(笑)
といって素直に感心するほどの知的レベルでもないもんで、頭をよぎったのは・・・
古文真宝の冒頭だったと思いますが「宋の真宗皇帝の有名な文章」


富家不用買良田 書中自有千鍾粟
安居不用架高堂 書中自有黄金屋
出門莫恨無人随 書中車馬多如簇
娶妻莫恨無良媒 書中有女顔如玉


白文のママにしますが、そう難しい漢文でもない。
書物の中には、札束も豪邸もスーパーカーも美愛人もすべてありますから、
成功したければ、一生懸命に本を読んで勉強をしなさいっという「勧学」である。




蝸牛庵が「成功者なのか貧乏人なのか」はさておいて・・・
大きな本棚を通り越して書庫はもってます。
TVはそもそも見ませんが、ないとそれなりに不便なこともあるので、
大きくはありませんが液晶テレビ(ちょっと前まではビデオカセット内蔵ブラウン管TVだった)は
最近買いました(苦笑)




古今東西を問わず「KFSは真っ当な本を沢山読むことだ」って言っているところが面白い。
しかし、昨今のデジタルの時代でもそうなんでしょうか?
最近の社内風景は大きく変わりました。

兜町新聞もダブロイド夕刊紙も殆ど見かけません。
単行本はもとより文庫分を広げる方も稀で、皆さんスマホの画面とにらめっこ(苦笑)
一体何を読んでいるのか?
真っ当な書籍は電子化されにくい・・と思ってますのでだいたいは想像がつきます。
そういう「にらめっこ族」をカモに成功している方がはびこる時代なのでしょう。
もっとも、長続きする成功ではない・・・と老人の第五感はささやいていますがね。











0 件のコメント:

コメントを投稿