2015年10月20日火曜日

今 梅田のちょいはずれの界隈が人気なんですが・・・・





ある種のアンチテーゼなのか「レトロ商店街」が一部にブームである。
昭和レトロロマンみたいなもので、懐古的だし、言い方が難しいが廃墟趣味でもある。
起業意欲ある若者が、なけなしの開業資金でできることは、賃料の安い元商店の居抜きだし、
扱うものは、雑貨や水商売系。
悪いとは言わないが、商店街のコアは実生活に根ざした実業的商品の取り扱いである。

米屋、パン屋、魚屋、肉屋、八百屋、豆腐屋、乾物屋・・・
商店街の「主食」とはそういうものだ。
主菜があってこそ、あしらいが生きる。
移り気な若者相手のお店なんぞは底が浅くて、時分の花でしかない。
しかし、一時であっても「活気」を取り戻す縁にはなる。

そうはいっても、主食の世界に後継者がいないのも事実。
後継者がいないのは、その職業に未来展望がないからだけのこと
一時の賑わいのあいだに取り戻すべきは「本来のお客様」
そもそも的に郊外に拡散した街作りが元凶としか思えない。
いまやダウンサイジング化の時代なんだから、拡散した街の維持はコストが増える一方。
過ちは早めに認めて、人が集まりそうな公共施設は、都心に再集結させることが肝要。

市民病院、図書館、大学・・・まずもってインナーへ
これ以上焼畑農法的なショッピングモールに街を破壊させないようにすることですよ。



阪急梅田駅は、大昔はもっとJR寄りの場所にあったが、乗り換えの動線を長くし、その間に
ショッピング街やビルを設置するという小賢しい方法で、界隈を反映させた。
口の悪い御仁は、あれって梅田ちごて中津や・・・
今の梅田駅の東側に茶屋町というエリアがあり、バブル時代にご派手な地上げが行われ、
ある意味阪急の命取りになりかねなかった。
いまや、地の利をあいまって、ロフト、TV局、ジュンク堂・・・と若者好みの施設満載
その茶屋町から更に東に在する寂れ果てた町並みが・・・・中崎

再開発リスクを再びって気にならないもんで、昔の町並みのママ、若者が闊歩するにふさわしい
エリアに化けたのが最近のこと。
空き家通りとなった原住民はどう思っているか存じませんが、
それなりの活気は・・・土日に限りですが戻ってきました。


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