2015年10月8日木曜日

R18な話題

京都の町衆に限らずですが、財産は全部戦争で燃えちゃったっていいますが、
それは、応仁の乱のこと(笑)
細川家の末裔御当主もそうおっしゃます。

細川家累代の書画骨董は永青文庫に保管されていますが、この美術館は文京区にあり、戦後の創設。
しかし、戦前は熊本にあったはずで、太平洋戦争の戦火もくぐり抜けたには、
相応の理由があるはずだが、関係者の努力以外になんやら因果話もあるんだって
つくづく感心した次第。
聞き及ぶに、戦地に出征する息子や夫が怪我なく無事に帰還しますようにって、人前では死して護国の鬼となれっていいつつも、
なにやら「ナニ」をバックパックの奥に忍ばせたってけだし真実らしい。
今風に「ナニ」を写メして恋人にメールするのも、そういう伝統に支えられたって、その動機によってはあり得る話

さて、細川家のコレクションだけあって、武張ったものだけと思いきや、さすがに洒脱って感心したのは、浅学非才ってものです。大名家だって当然に秘蔵していたと思うのですが、コレクションっていうほどのものではない。

要するに、あるコンセプトであちこちから収蔵品をかき集めて展覧会をやろうと
思ったが、20箇所あまりの 美術館や展示施設がことごとく断ってきたところ、
永青文庫の細川護煕理事長だけが快諾し、実施の運びとなったのは慶賀の至り。
この手のコレクションを大切にする心映えが先祖伝来の美術品を戦火から保全するコツでありってことに感心したと・・・・
お話は、最初に戻るのです。

 
SHUNGA

 
世界が認める・・・っていうか世界に通用する日本の美術品。
普通の日本画や井戸、備前のたぐいは、オークションでは見向きもされないが、これは別
収集する方向を間違えたと・・・展示物を鑑賞しながらほぞを噛む蝸牛庵でした。



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