2015年10月31日土曜日

それゆけ!・・・・スマート(メーター)



懐かしいTV番組
でも、お馬鹿スパイコメディのイメージが強すぎて「スマート」って言葉に
インテリジェンスもエレガントも感じない。
本当は「賢い」という意味なんですがねえ・・・


ご家庭の電気やガスの使用実績の把握を行うのが「検針員」
イマイチお仕事の実態がわかりにくいのですが、どうやら・・・(なんとか知恵袋の引用)

受託会社の歩合制社員
平均日収で一万円強
大体収に2日程度のお休み

ということらしい。
高度な知的労働とも言い難いので、処遇的にはこんなものか?
だからといってアナログなお仕事なので、恣意性を発揮されては困る。
どんなお仕事だって職業倫理はあるわけで、
とりわけ個人作業の場合モラルに問題がありそうな輩を使うわけにはいかない。
東京電力の公表資料によれば、年間160億円の検針費用がかかっているらしい。
検針員の数にして五千人程度
年収換算ではまあ「下流」ですが、このご時世働きたくともお仕事がないのだ。
文句を言えばバチが当たるし、多少お体に負荷がかかりますが高齢者雇用職場には格好とも言えます


しかし、この数字からガスも含めて全国規模で推計すれば・・・・まあそんなことはどうでもよくて
有り体に言えば日本の生産性の低さ(高コスト体質)の象徴みたいに思えるのですよ。
当然電力・ガス会社も無為無策ではなく「スマートメーター」の導入を進めています。
要するに「自動検針装置」ですが、そのネットワーク自体がIOTの導火線になることも期待されるという
夢のあるお話。
アメリカに比べて普及が遅れており、
申し訳ないが、雇用問題は別のチャネルで解決してほしい。


しかし、本家では反対論も強くて・・・

毎度の「プライバシー」の侵害
科学的根拠がどうなのか電磁波の「健康被害」

強制設置義務はないようですので、嫌なら設置しなければいいのですよ
その代わりに検針費用を追加負担してもらえば済む話。
この程度の二重価格制は合理性の範囲です。


ところが、理屈がよくわからないのですが、発電と送電の分離という電力会社にとっては
絶対阻止したいことを実現するカードだというもんですから、ことは前に進まない。
さらに言えば、スマートメーター通信網は、早晩電話系の通信網に匹敵する存在になる
これは、国益無視の通信網の省益争いになりかねない。

そう言えば、東電のスマートメーターシステムは東芝が落札したんだっけ?
夢のあるテーマなのに、例の不正会計の目玉でもあった事業ドメイン・・・
やっぱり「スマート」じゃないみたいですねえ(苦笑)


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