消費税率の変更の際の時間差を狙った益税テクニックは・・・まあ小賢しい。
ささやかな小遣い稼ぎ程度だが、風景として貧相である。
よくある話が、金地金
換金性も流動性も・・・加えて秘匿性(最近は一定金額以上の取引記録が徴税官庁に報告されるようですが)もあり、
一定の支持を集める金融資産。
難点を言えば、資産を生まない資産。
金リースなんかで利息稼ぎって方法もあるが、そもそも有事の金。
手元に置いておくことに意味がある。
なもんで・・・
金取引に税金のかからない国で購入し
輸出時に仮払い税金を還付してくれる国に密輸し、堂々と持ち出し
日本には、コッソリと持ち込み
銀座の田中貴金属さんで売りさばき、そもそもの地金の売買価格差に加えて
消費税相当額をくすねる。
二度も密輸行為を働くというリスクのある行為(関税法違反)の割に、リターンは少ない。
脱税効果は、税率ベースで20%弱にしかならない
ここから、航空運賃等の経費が差し引かれますし、各国通貨による為替コストもありますし、
売買のスプレッドで逆ザヤになれば意味がない。
なんちゃって、香港やシンガポールで金地金を
調達すれば、かなりの確率で金メッキのタングステンインゴットを
つかまされる可能性がある(笑)
そうはいっても、旧知の税関幹部によればかような事件が激増しているそうです。
酷税金があるから脱税効果があるわけで、当然に想定の範囲。
真っ当な地金取引業者は、輸入消費税の支払確証の提出を求めますから、無事に
輸入できてもいざとなれば換金性がなくなるのです。
犯罪経済学っていうほどのモノではないが、犯罪収益と刑罰の軽重を比較するに
体力型の強行犯系がもっとも分が悪い。
詐欺横領のように頭を使うのが一番。
金地金のハンドリングって、キロ四百万円程度の商品ですから、
一億円の持ち運びには25キロですよ。
この犯罪スキームって、結構知恵使っているように見えますが、
箸とグラスしか持ったことのない体力の無いイロオトコのやる犯罪じゃない(笑)
脳味噌量の相対比率の低い体力馬鹿にまかせますl
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