2015年11月17日火曜日

貴方は「正義」を行ったってことを信じますか?

北欧

遠い国々・・・よく知りません。
デンマークが北欧と言われれば、そうかなって思いますが、フィンランドは言語圏的には違うらしい。
まあ、堅いことを言わずに、地理的にアイスランドも含めて「北欧」というのが国際常識だが、
狂言綺語的には、文化圏としての北欧は存在しない映画芸術の不毛地帯。
しかし、映画史に残る映画人を数多世に送りながらも映画という文化ジャンルを作り得なかった悲劇・・・ありていに言えば、
産業にはならなかったってことです。
才能ある多くの映画人は、資金を求めてハリウッドやあちこちへ

才能もないくせに、資金だけは集まり、愚作に費消する映画人とその観客のいる国には幸せだか不幸せだか・・・



ドライヤー
ベルイマン
トリアー
アウグスト
カウリスマキ
ハルストレム

そして・・・スザンネビア

これらの映画人のいない映画史は不毛です。

最後に登場する映画作家は、デンマークの・・・どうでもいいのですが女性です。
彼女の最新作が・・・北欧サスペンスって言ってしまえばおしまいですが、これが
含蓄深くって・・・・興行の仕方が粗末で、作品に無礼ですよ。

タイトルは「真夜中のゆりかご」
ベタなタイトルです。

主人公は警察官
不安症気味の妻と生まれたばかりの息子

一方で、ジャンキーなムショ帰りの無頼
同棲相手の娼婦・・・みたいと二人の間の息子
二組の夫婦のあり得ない交点とその結幕・・・よくできています。

正義とは・・・幸せとは・・・たかがお手軽サスペンスと言うなかれ。
結構含蓄深く、ラストシーンは、ベルイマンの救済を想起させます。




ベルイマンほど重苦しくなくて助かりました(笑)

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