2015年11月2日月曜日
嘘っぽいが「恐怖」の方程式(再説)
(es+u+cs+t) squared +s+ (tl+f)/2 + (a+dr+fs)/n + sin x -1
(注記:squaredは二乗を表す。sinはサインのこと)
さて、意味不明な方程式を解説すれば・・・・(ちゃんとした英国の数学者の学術論文です)
es 段々と大きくなる音楽
u 未知のこと
cs 追跡シーン
t わな
s ショック性
tl 現実性
f 空想性
a 登場人物の孤立
dr 暗闇
fs 場所・設定
n 登場人物の数
要するに・・・
段々と大きくなるBGM・未知のハプニング・追跡シーン・わなの和を二乗すれば「ショック度」が増す。
恐怖とは現実におこりうる状況のほうが観客に訴えかけ、さらに空想が「恐怖感」を増大させる。
そして、バランスも大切なので「現実性と空想性」を足して2で割る。
登場人物が孤立すればするほど、暗い場所であればあるほど恐怖感が増すので「孤立と暗闇と場所」を足して、
登場人物の数(n)で割ると「衝撃性」が表される。
血の量を表す要因の効果的な使用もホラー映画には欠かせないが、
一方、ステレオタイプ的なとらえ方もあるので血が出すぎはかえって逆効果である点をsin x -1で考慮する。
以上が「完璧なホラー映画」のレシピということである。
三つ星の栄冠に輝くのが、あの「シャイニング」
一番怖い映画ありきから逆算した帰納法の結果のような気がしますが、確かによく出来ている。
やたらとアンデッドなゾンビが登場し、画面いっぱい血まみれになる映画って
実のところグロテスクなだけで怖くはない。
しかしながら、方程式はいいとしても、実際の数値は?三角比はなんのこと?って、実運用のイメージがない。
いま「ヴィジット」というシャマラン監督の作品が上映中。
ホラー・サスペンスの大家の久しぶりの作品。
あまりに「方程式」に忠実です。
従って、これ以上の批評は書きようがない。
しかし、レシピ通りつくっても、美味しくならない事例は多々あり・・・(笑)
なお あえて付け加えれば・・・怪談は夏ですが、ホラーは冬・・・が似合います。
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