2016年3月9日水曜日

不都合な「コメント」


都合の悪い質問(詰問)には、イメージを悪化させない程度にぶっきらぼうに答えておくのがいい。
なにも言わないって・・・・いささか不都合ではなかろうか?
まずもって・・・「嘘」をついてはいけないが、「方便」は許されるとされるが、
これは仏教学の用例はともかくも有り体に言えば「詭弁」である。

よくあるのが「ノーコメント」
否定も肯定もしないというニュアンスですが、聞き手は「イエスの代名詞」と受け取ってしまうから
あまり感心しない。
例えばですが、「論評を控える」とかいうほうが雰囲気的にはまだましだ。
本当は「論評する立場にない」って言いたいが、
自分のことを問われていてここまで言い切るにはさらなる「方便」が必要だ。
自分のことを問題にしている噂なり記事なりに対してなら、そういう物言いも可能だし、
そういう風に持っていけばいい。

あるいは「その件については弁護士(秘書)に一任している」
これは明らかに逃げているから、イメージが悪い。

「担当者が不在であり、連絡が取れない」・・・・バカバカしくて話にならない。
メディアスクラムの餌食にされるだけである。


よくあるんですが・・・・「訴状が届いていないのでコメント出来ない」という言い方。
民事訴訟法では「交付送達の原則」ということになっていまして、送達は原則として「郵便又は執行官」によって行われる。
要するに方法はともあれ「相手に書類を手渡す」ことが基本。
通常の送達は「特別送達」という手続になりますが、面倒なので「不幸の手紙」ということにしています。
本当に届いていない場合もありますが、多くは「言い逃れ」と思われます。
こんなときは「内容を精査しており司法の場での弁論を含めて適切に対応する予定である」と柔らかく言う方がいい。
よくある「司法の場で真実を明らかにしたい」って、売られた喧嘩を買ってやるってことですから、
最初からファイティングポーズをとらなくてもいいのです。


そういえば、あの懐かしい「記憶にない」って連発した刑事被告人がいました。
どうも記憶障害の疑いもあるらしいので、逃げ口上でもないという見方もあり、
またぞろ「人権派」に武器を与えることになりそうです。
自衛隊元高官も・・・・よく分かりません。脇が甘いだけなのか、本当にやったのか、謀略か?




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