2016年3月29日火曜日

レッドメインのすべて



レミゼラブルのマリウス
ホーキンス博士
ハリポタスピンオフ作品のセンター


立派な家柄と人も羨む学歴に、交友関係にプリンスともなれば、
人生の成功は約束され、、、たわけじゃない(笑)
ゴールデンラズベリーの最低助演男優賞なんかに輝いたりもしました。
しかし、ヒキ、ウン、ジツリョクのなにが幸いしたのか、
若くして賞レースの常連に押し上げた。
今回「妻役」のスェーデン女優にオスカーをもたらしたが、
彼自身も受賞してもおかしくはない。


1930年代のデンマークとパリが舞台の実話
かようなテーマに正面から対峙するまでに映画芸術は進化したが、
まばらな観客を見るに、受け手はまだたじろいでいる。

難解な映画です。
小難しく高踏的ではなく、平明なんですが、登場人物の心理の襞が難しい。
興行としてはしんどいだろうが、どうせ時代は後からついてくる。

主人公の「彼」の日記が刊行されたのは、30年代。
一世紀になんなんとして、やっと市民権まではいかないが、
存在だけは認識されたのが今日。
つまるところ「彼」は性同一性障害のようであるが、解離性同一性障害とも思えます。
当時の医療水準からすれば、危険な挑戦でしかない性転換手術は・・・・あえなく失敗。
仮に成功しても、あの暗い時代、どこかの収容所で無惨な生涯であったのかもしれません。
ビリーマリガンのような悲惨な人生は彼だけではなかったが、
多少は時代は変わったかも





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