2017年1月3日火曜日

最後は俳句か(笑)



第二芸術だもんねえ。
でも、稀にたった17文字の中に宇宙を観ることがある。
しかし、お正月俳句は月並俳句・・・・でもそれで十分だとおもわれてんですよ。
ということで、句聖芭蕉の新年の俳句総ざらえ



幾霜に心ばせをの松飾り
鶯や餅に糞する縁の先
うたがふな潮の花も浦の春
おもしろや今年の春も旅の空
門松やおもへば一夜三十年
甲比丹もつくばはせけり君が春
元日は田毎の日こそ恋しけれ
元日や思えばさびし秋の暮
この梅に牛も初音と鳴きつべし
薦を着て誰人います花の春
蒟蒻に今日は売り勝つ若菜哉
初春まづ酒に梅売る匂ひかな
誰が聟ぞ歯朶に餅負ふ丑の年
誰やらがかたちに似たり今朝の春
庭訓の往来誰が文庫より今朝の春
天秤や京江戸かけて千代の春
年々や猿に着せたる猿の面
子の日しに都へ行かん友もがな
春たちてまだ九日の野山かな
春立つとわらはも知るや飾り縄
春立つや新年ふるき米五升
春や来し年や行きけん小晦日
一とせに一度摘まるる薺かな
二日にもぬかりはせじな花の春
蓬莱に聞かばや伊勢の初便り
発句なり松尾桃青宿の春
餅花やかざしに插せる嫁が君
餅を夢に折り結ぶ歯朶の草枕
山里は万歳遅し梅の花
四方に打つ薺もしどろもどろ哉


句聖からしても、本当につまんない句ばかり(笑)
お正月気分も三日で十分です。


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