2017年1月30日月曜日

何故にイーストウッドさんだけが?




ハリウッドで最も重要で尊敬される映画人(監督)だといわれることは否定しませんし、
安心して鑑賞できる映画人だと思っています。
しかし、ハリウッドは兎も角も世界中に多彩な才能をもつ映画人はいるのですよ。
贔屓の横倒しということもあるし、出来レースの悪評や腐臭すら感じるなんとか大賞レベルに堕したのかしら?
オスカーより歴史がある事が誇りの映画賞なのに。
最近は一体誰が投票しているんでしょうか?
この映画賞は、誰がどう評価したのかを公開してますから、公明性なり透明性には定評のあるということなんですが・・・・


彼の主なフィルムグラフィーは、監督兼出演監督専任合わしてざっと四十本弱

監督兼出演作品

『許されざる者』⚫️
『マディソン郡の橋』
『スペース カウボーイ』⚫️
『ミリオンダラー・ベイビー』⚫️
『グラン・トリノ』⚫️

監督専任作品

『インビクタス』
『チェインジリング』
『バード』
『ミスティック・リバー』⚫️
『父親たちの星条旗』⚫️
『硫黄島からの手紙』
『Jエドガー』
『アメリカン・スナイパー』
『ジャージー・ボーイズ』⚫️
『ハドソン川の奇跡』⚫️


93年の「許されざる者」以来、24回の選考チャンスに、
第1位が8回(⚫️表示)
特に明記しませんが、銀メダルが2回、銅メダルも若干ですから、圧倒的な三連単の勝率です(笑)
補足すれば、同一年度でかぶったりしているケースもありますから、本当は金メダルってのも、複数あります。
2016年度も「ハドソン川・・」が第一位!
いったい、他の映画人は何をやっているのだ・・・?
まあ、こうなるにはそれだけの理由がある。

日本公開本数が激増し、プロ評論家も全体がカバーできず、なんとなく知名度に流れて試写室に足を運ぶ。
彼の作風自体が良き時を思わせる「娯楽性と教育性」のバランスを保っており、選びやすい。
新しい才能は、アニメや超大作アトラクションに流れ、賞レース分野での新規参入に乏しい。
映画界も超大国一国集中で、アメリカ以外では資金も集まらないし「巨匠」なんて才能が堅持できない。
キネ旬の評論家のレベルが落ちた(・・少なくとも映画の新しい地平の開拓という観点で冒険をしなくなった)


理由の分析を明晰にやっても問題が解決するわけではない。
なに?「問題だって?いったい何が」
クリントイーストウッドも末期高齢者ですよ。
いつまでも、我々を得心させてくれるような作品を作り続けるのがだんだん難しくなる。
先はどうなるんでしょうか?


蝸牛にとって最高作はこれです(自薦作ってかようなベストテンにはまず入らないのです・・・苦笑)
88年の作品。この頃から才能が開花・・・・











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