田家春望 (高適(こうせき)・唐代の政治家詩人)
門出何所見
春色満平蕪
可嘆無知己
高陽一酒徒
ーーーー以下は書き下し文と簡単に和訳
門を出でて何の見る所ぞ
春色 平蕪(へいぶ)に満つ
嘆ず可し知己(ちき)無きを
高陽の一酒徒
殺風景な城門の外にも新春のおもむき
大酒飲みには友達もおらず
これじゃ面白くもなんともないので、井伏鱒二さんに習っての超意訳(笑)
酔狂のまま、寒村陋屋を立ちいでてもあいも変わらぬ殺風景
それでも草枯れた田舗あたりは新春のおももち
限界集落の燕雀には鴻鵠の志は分かるまいて
世を忍ぶ呑んだくれはここにあり(といっても出馬の意図はなく、ただ一碗の酒)
各位には良き一年でありますように・・・
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