殊更に好きな方がいるとは思えない。
見知らぬ人々と同じ空気を吸う閉塞感
善人とも悪人とも定めがたい人々との共同体感覚
扉の向こうの不可知な感覚
ある種のスリルであり、閉所恐怖症に囚われそうになる。
かといって、ひとりぼっちはなんとも寒々しい。
そんなこんなで、エレベーター映画なるジャンルがある。
大抵は、
悪夢
パニック
ホラー
なんて形容詞がつくところがプロトタイプ化した映画である事を
想定させます。
アルキメデスの発明らしいが、人力によるロープと滑車による
昇降装置程度のもので、画期的とは言い難い。
高層化に伴い、スピード競争も白熱していますが、今んとこ
倭国の独壇場。
紅涙を絞る感動の舞台にもできるって効能もあります。
ホラーの逆張りですから、特段画期的なプロットでもない。
多分実話に近い史実にインスパイアされているのでしょう。
戦意高揚的ではないが、愛国映画。
が、涙腺の緩い蝸牛ですら、涙を流すに至らない....
あまりに見え透いています。
映画の小道具(大道具かな?)としてのエレベーターに関しては
これに如かず。
日本映画に翻案された事がありますが....
オマージュのつもりなんでしょうが、才能もないのに
無謀な事をすれば、逆に貶めると言う事くらいは学んだかな?
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