2018年3月23日金曜日

蛇には脚があり、鴉は白かった





好きだと仰る方は稀だ。
一部にはお散歩の必要がなく、餌やりもアバウトでいいからと
ペット趣味の方もおられる。
しかし、そういう理由ならば、もう少し可愛げな爬虫類は
いくらでもいます。
蛇が嫌われるのは、創世記のエピソードに由来するらしい事は
宗教に冷淡な蝸牛庵でも知っています。
仔細に読めば、ヒトザルに知恵をつけた事で、
神の怒りを買い、腹ではい歩く憂き目を見た。
エホバの神は不寛容だということはともかく
それまでは蛇に脚が有ったということなのです。
蛇足の本来的な意義はそういうこと。

ノアの大洪水伝説
鳩がオリーブの枝を咥え戻ったことは余りに有名だが、
その前に、ノアは鴉を偵察に出した。
がしかし、からすはあちこち飛びまわり....つまり職務放棄
あるいは復命違反をやらかしたようだ。
重要な任務を与えられたのだから、それなりの能力を買われたのだろうが、
失態は失態。
伝承では、白から黒に変えられたとか。
聖書にはその記述はなさそうです。

なんだかんだと聖書に悪しく書かれただけで、
後世悪のメタファーが定着したのはお気の毒。

しかし、心優しい倭人は、神あるいは神の使徒として
崇めてきました。
三輪の御神体はヘビだし、日本サッカーと羽生君の守護神は
八咫烏
八咫は大きいという形容詞ですから、烏よりも鴉が相応しい。



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