2019年3月4日月曜日

グリーンブック




カバーが緑色です。
出版人がグリーン氏のようですが、多分アフリカ系アメリカン(AA)だと...
1930から60年代に刊行されていました。
全米をマイカーで移動するAAの為の
旅行ガイド。

味呪蘭のようなお気楽な食べ歩き本じゃありません。
なんせ、AAだと見た途端に

貸さない
売らない
直さない
口もきかない...

ならまだしも、身の危険すら感じる全米旅行
思えば、村八分なんか子供騙し
公的交通機関を利用するよりもストレスは格段に低い。
ということで、AA中産階級の勃興とともに、
T型フォードの活用が始まり、AAに対しても
最低限のサービスを提供するインフラ紹介本の需要が始まり、
公民権法の施行とともにニーズは減退した。




登場する天才ピアニストは実在する。
50から60年代が絶頂期。
この映画の時代背景もその頃
テロップだと1962年の秋
嫌々ながらAAのドライバー兼用心棒を引き受けた
イタリアンは...造形的に多分創作かなと思ったが、
実際にいたらしいが...

オスカー作品賞に輝く佳品
ロードムービーはお得なんですよ
運転手と主人(客)の反撥やらこころの触れ合いもしかり。
監督さんは、品のないコメディを得意としてきましたが、
今回は素材にも恵まれました。

興行は万馬券確実!!




タクシードライバー
バウンティンフルへの旅
ドライビングミスデイジー
しあわせの回り道

以上が記憶にある過去事例

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