2019年3月24日日曜日

世情



歌姫の78年頃のアルバム挿入歌。
地味な楽曲だが、テレビドラマに著作者の意図に反して使用された。
葛藤や不条理をテーマにしているとされるが....
倭語の詩歌は縦書で読むものだが、リフレインの部分が
古典の伝統に習い句読点がないもので、極めて難解
加えて、旋律の区切りが、言葉の区切りに合致しないことがある。

シュプレヒコールをあげながらデモの隊列が作者の前を
通過する風景を歌っているのはわかる。
しかし、何の為のデモなんだ?
どんな叫びなんだ?
時代の変化に背を向け、
変わるべきものが変わらない事をにしがみつく連中へのオブジェクション。

問題は二行目
メロディラインからすれば、
二行目と三行目の間に区切りがあるように思えた。
詞藻としては、一行目と二行目
でないと、文章として意味をなさない...


しっかりと歌詞カードを読み込まないと
理解出来ないくらいなんだから...
さすがに紫綬褒章の栄誉に輝く桂冠詩人です。



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