2019年3月28日木曜日

主役はアタシ(^.^)




謡曲藤戸は、謡本で23ページあまり。
台本なのですが、記譜号もついてますから楽譜でもあり、
舞の注意事項まで。

登場人物で主役(シテ)は、佐々木盛綱に殺された漁夫の霊とその母(一人二役)
脇役(ワキ)が、手柄を独り占めしようとした佐々木盛綱
あとは、盛綱の家来(ワキツレ)
毎度のバックコーラス隊(地謡)

気持ちよく謡える聞かせどころは、地謡のパートであり、
基本シテの一人芝居
ワキなんて、引き立て役みたいなものですが、
今回は出番が多い(^.^)
全体の3分の一近くをワキが謡うのですよ!


藤戸合戦での勲功で領地を拝領し、意気揚々と登場する盛綱
漁夫殺しを詰られ、渋々自白する
泣く老母をアレコレ慰める盛綱
漁夫の回向のさなか、現れた漁夫の霊とのやりとり

という感じで、都合8ページ。
実はシテよりもセリフが多い。


目立ちたがりのアタシ向きなのです。

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