2020年1月28日火曜日

太陽を曳く馬(まえおき)



大昔は「捕物帳」
その後は「探偵小説」
探偵とは、犯罪捜査に従事する者を意味し、
本来は公的な職種。
だから「私立」と形容詞をつけて、奇怪な犯罪捜査に協力する
民間人を意味した。
小説の世界では、これこそが保守本流であり、ホームズ氏は言うに及ばず

明智小五郎
法水麟太郎
金田一耕助
神津恭介....と名探偵にいとまなし
しかし、昨今は流行らず、ミステリーというよりも警察小説が本流
ある種の先祖返りです。



ミステリーとは「謎解き」である。
解くべき「謎」はさまざま

犯人は誰か?とか密室のトリック、アリバイ崩しなんかは
これまた流行らない。
ひとえに、動機とか犯罪の闇に迫る心理劇になりつつある。
捜査する側も心に闇を抱える。


晴子情歌から新リア王..そして太陽を曳く馬
髙村さんの作品がやっと犯罪小説になりました...が、

難解な宗教論に始まり、
多くの文筆家が忌避したオウム真理教の本質に肉薄
なんとも...とても売れるとは思えない。
だって良書がガバガバ売れるものではない。
買い求めた読者がちゃんと精読したとも思えない。

アタシは二回目の紐解き(要するに一回目は挫折)
書庫の奥から探すのが面倒なので、図書館へ
予想通り誰も借りていない(^ ^)


To be continued

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